世の中すべて「痛い目」に合って、「失敗」をしないと何も身に付きません。そんなこと子供の頃から百も承知で、それを繰り返して、何とか今日まで生きてきた訳です。

「もう働きたくない」とか、昨日のエントリで書いた「十分にやり終えた」なんて思うことの根底、底の底には「これ以上痛い目に合いたくない」という本能的なものがあるのかも知れません。確かに働かなくなって、社会との接点が一方通行(買うだけ、使うだけ)になったり、他人との接点が少なくなれば、「痛い目に合う」ことはほとんど無くなりますからね。

けれど諸事情が許さなかったり、自分の出来ることを広げていきたいなんて野望があったりすると、「痛い目に合わない」は避けて通ることはできません。それに「辛い」と思うときは自分が成長しているときだ、なんて言いますしね。

同じことをするに際して、何度も「痛い目」に合わない様にするためには、何か手を打たなければなりません。若い頃ならば、「習うより慣れよ」で自然と必要なことが身に付くのでしょうが、さすがに60歳を過ぎたオジイサンともなると、記憶力が衰えていて、スカっと「毎回ゼロからスタート」となってしまいがちです。簡単なことならともかく、複雑(煩雑)な手続きや処理ともなると、相当にヤバイのです。

私の場合、職場での仕事は、今が正にそういった正念場だったりするので、毎日、いろんなプレッシャーにさらされながら何とか凌いでいるという状況なのです。それに、そこそこ「痛い目」にも合い始めてきたし。

「忙しいのはいいなぁ」なんて呑気なことを言っていますが、さすがに私の失敗が大事に至らない様に、何か手を打たねばなりません。

開き直ってしまいますが、もはや能力を高めることはできないので、それをきちんと受け入れて、日々低下していく能力の不足を補うために「何かで補完する」しかないと、仕事を離れた日曜日に改めて思ったのです。こういうことって、忙しく「くるくる回っている」最中には考えていられませんからね。

それでは一体何で「補完」しましょうか。先ずは「メモ」「自分マニュアル」の作成でしょうか。これ、今もしきりにネタを紙片に走り書きしているのですが、「痛い目」にあった後にそこで気付いた破片も一緒に整理をしたいところです。今はそんな時間すら無かったりしますが。

それから「時間」です。できるだけ「早く」から準備をする、自分が思っているよりも「2倍近く時間が掛かる」と考えて余裕を持った作業スケジュールを立てる。これは、関連する作業をしている人の作業状況にも大きく左右をされるので、「思ったとおりにはいかない」のが辛いところです。

そして「万全の体調」です。ただでさえ、能力は衰える一方だと言うのに、睡眠不足やら、不摂生で戦闘力が落ちている状態で諸事に立ち向かうのでは話になりません。もはや若くはないのです。

最後に「美味しいランチ」です。これは高級なもの、評判のお店の一品でなくてもよいのです。というか、そのときに「食べたいもの」を素直に食べるというのが最高のご馳走で、能力の不足を補うには、この「おいしー」感が不可欠に思います。ハムカツサンドとか、そういったものがエナジーです。

明日からGW前最後の一週間、「補完力」を駆使して乗り切りますかね。

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東京地方、今晩から雨が降り始めて、明日(4/22)も14時くらいまでは雨が続くとの予報が出ています。雨音を聞きながら寝付くなんて、何と幸せなこと。

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