転職サイトの求人情報を眺める「趣味」?を継続していますが、以前に一度「これ、いいかな」と思った求人がずーっと長期間掲載されています。長期間掲載の求人は要注意です。人が集まらないか、入れ替わりが激しいか。どちらにしても、何か問題がありそうです。

このご時世、いろんな情報がネットに溢れていて、その気になればいくらでも関連することを調べることができます。しかも多面的に、いいことも、悪いことも。よく「頭でっかち」はよくないと言われますが、先ずはクラクラするくらい情報を頭に詰め込んでから、それを整理、咀嚼するというやり方もある様に思います。

そのためには「情報」をきちんと理解するための「基礎知識」みたいなものがあることが大切になってきます。先に書いた「いつまでも掲載されている求人情報」にしても、そもそもそれがどんな仕事で、給与はどの程度が相場で、労働条件に無理はないか…といったことを事前に知っていなければ、うっかり応募して、そのまま採用されて、働き始めて一ヶ月もしない中に「これはムリ」なんてことになってしまいます。

結果として、時間をムダにして、心にダメージを負って、履歴書のキズが付くということになってしまいます。もう残り少ない労働人生なのですから、やはり「きちんと調べる」というのは大切なことです。我慢して働き続ける? それはムリというものです。「したくないことはしない」、正しくは「したくないことはできない」のですから。

まだ若ければ「これがダメなら、別の道があるさ」と気分一新して前に進むこともできそうです。けれど、中高年になって、頭の中にこれまでの人生で堆積した「滓、ゴミ、わだかまり」なんてものがあるとそうはいきません。最近、高齢ニートなんて言葉もあります。その原因として一番多いのが「就職」に関するものだそうです。怖い話です。

何に関しても同じことですが、先ずは理解に必要な基礎知識を得る、それから大量に情報のシャワーを浴びる、徐々に知識が増えてくる、本当に必要な情報が見えてくる、それを通じて意思決定をするためのピースを手に入れる。こんな手順をじっくりと踏みたいものです。

そこまで来たら、後は、「それが自分が望んでいるものか」を決める。まぁ、満足に頭も体も動かせるのは残り僅かですから、敢て「痛い目」には会いたくありません。大体、美味しい話にはウソがあって、簡単に手に入るものは「怖い」のです。

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