英国エリザベス女王が亡くなって、TVニュースなどから、改めて英国民がどれだけ女王とのつながりを大事にしていたかが分かりました。英国民だけでなく、日本でもイギリス大使館に多くの人たちが訪れて花を手向けています。世界中の多くの人がエリザベス女王につながっていたのです。ご冥福をお祈りします。R.I.P.(Rest in peace)。

別に相手にそのことが伝わっていてもいなくとも、自分が誰かや何かにつながっていると考えるだけで誇らしい気持ちになります。野球やサッカーのチームを応援する、好きな音楽家の演奏を楽しむ、お気に入りの画家のポスターを購入して壁に飾る…どれも、自分が何かにつながっている、紐づいていると思えることがうれしいのです。

何かに紐付いていることが窮屈だと思えていても、いざそのつながりを失ってしまうとしばらくの間は何とも説明のし難い「喪失感」にさいなまれてしまいます。けれど、それもやがては自分の一部になって、ときおり頭に浮かんできては、また静かに眠ってしまうものになります。人にしても、学校にしても、会社にしても。でも、どこかでつながっている。

もう年寄りですし、リアルな世界で「多くの人とつながっている」ことにはあまり関心が向きません。それにSNSとかのやり取りで、いちいち気に病むことを考えると気持ちが滅入ってしまいます。今の私には、遠かったり、微かだったりする「つながり」を大事にして暮らすことがとても楽に思えます。勝手な思い込みですが、今の人たちは大変ですね。

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