会社から帰ってきたら、家の廊下に大きな段ボール箱が幾つも積み上がっていました。「あれは何?」とカミさんに尋ねると「トイペ」とのこと。何やら世界情勢がキナ臭くなってきて、いつまた「モノ不足」の大騒ぎが始まるか分からないので、無くてはならぬものを備蓄したのだそうです。まぁ、腐るものでもありませんしね。

それに、我家の場合、「トイペ」なら何でもいいという訳ではなくて、「いい香りがする」ものはNGなのです。あれ、強烈な匂いですよね。頭がクラクラする様な匂いが、狭い空間に充満していてむせ返ってしまいます。あんなにみんな「無臭」「無香料」のものを欲しがるのに、「トイペ」だけはどうしてこんなことになっているのでしょう。不思議です。

さて、今の職場は「ビジネスカジュアル」ではあるのですが、何せ私が「若い方」という高齢化社会で、みなさん実に「きちっ」とした恰好で出社されるのです。ネクタイこそしていないもののスーツ姿の方がほとんど。

入社前に「ビジネスカジュアル」ということを聞いていたので、私も最初の数日は少しカジュアルな恰好で会社に通っていたのですが、勝手に同調圧力を感じて、周りの方々と並んでも違和感のない恰好に変わってきているのです。

それで、何年も前に「スーツ」や「革靴」の殆どを処分してしまった私としては、非常に困ってしまった訳です。改めてスーツを買い直すも癪なので、ビジネススラックスとジャケットを幾つか買って、その場をしのいでいるのです。

靴に至っては、辛うじて捨てずに残しておいた「黒」「茶」の一足ずつを交互に履いているのですが、余りに長いことクリームも塗らずに放置していたせいか、「茶色の靴」は皮を縫い合わせている部分の糸がほつれてしまい、小さな穴が開き始めている始末です。

さすがにこれは放置する訳にもいかず、週末の三連休には、もはやそんなことはあるまいと思っていた「ビジネスウェア」と「靴」を買いにいくことにしています。まさか、こんなことになるとは。待ってろよ、『紳士服の〇〇』。

ここ2年程、思いっきりカジュアルな恰好で仕事に通っていたのですが、やはり、長年のサラリーマンが沁みついた私としては、こういう「ビジネスウェア」と「革靴」という恰好の方が、「気分が落ち着く」ことが分かりました。それに「カジュアル」って何を着ればいいか、さっぱり分かりませんしね。

そうそう、ジャケットってポケットがいっぱいあって、便利なんですよね。改めてジャケットのデザインを作り上げた人たちに感謝です。スマホも、お財布も、定期入れも、ハンカチも、ボールペンも、文庫本も、みんなポケットに入れてしまいます。周囲の目がどうであろうと、誰が何と言おうとも、必要なものが「サッ」と取り出せる利便性の「勝ち」です。

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さて、バタバタとしている中に、いつの間にか11月が始まりました。今年も残すところ2ヶ月。冬の入り口に差し掛かっているにも関わらず、これから数日間は、何と日本の多くの場所で夏日(25℃以上)になるのだそうです。

ちなみに東京で「最も遅い夏日」は、1975年の11月16日に観測されたそうです。今年は記録更新となるかも知れません。もはや亜熱帯か。

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