作業机の周辺には無数の電源ケーブルが絡まりあっていて、一体何が何やら、どれがどれだか分かりません。できる限りケーブルの端にはタグを付けて、「これはテレビ」「これはパソコン」「これはアンプ」などと分かる様にしているのですが、それでも正体不明のものが幾つもあったりします。それで、時折、TV番組を録画中のハードディスクの電源をいきなり抜いてしまったりするのです。無線給電の普及を待っています。

さて、「あの人、普段はおとなしい人なんだけど、時折、変なスイッチが入っちゃうんだよな」などという会話が、世界中で繰り返されている様に思います。誰もが「変なスイッチ」を持っているが如くに。

時折、テレビで「やる気スイッチ」を入れるみたいな塾?のCMを見ることがありますが、おじいさんともなると、「やる気スイッチ」はどこを探しても見つからない代わりに、この「変なスイッチ」が付いていたりします。

他のエントリでも何回か書きましたが、年をとれば「短気に」「怒りっぽく」「感情の起伏が激しく」なるのは老化による脳の劣化が原因なので、誰しも致し方のないことです。「温厚なおじいさん」なんていうものは、本当はいないのです。

「変なスイッチ」は「怒り」を発現させるだけではありません。普段は無口な人が延々と喋り続けてしまうとか、急に何かが欲しくて我慢できなくなってしまうといった「変なスイッチ」もあったりします。こういう類のものは、多くの場合、だれかの笑い話のエピソードとして語られたりします。

最近の私は、何となくですが、「怒り」に関する「変なスイッチ」が押されても、すぐには作動しない様になってきた様に思っているのです。人が出来てきた!というよりも、「どうでもよくなってきた」「怒るエネルギーが無くなってきた」という感じですけれど。

「変なスイッチ」というのは明確に「これ」と切り出せないから「変なスイッチ」な訳で、「怒り」に関しても、未だに自分の「怒りポイント」がどこにあるかは分かりません。明確なのは、「理由の説明もなく待たされること」ぐらいですかね。きっと、誰でも同じです。

それで、私には今でも頻繁に入ってしまう「変なスイッチ」というのがあって、それは「物欲」というか「コンプリートしたい!」という強い欲求だったりします。だから、気を付けないと、気に入ったアーティストのCDや全集モノのDVDとかを衝動的に買いそろえてしまうなんてことが起きてしまいます。

今の世の中だとAmazonだの、ヤフオクだの、メリカリだのがあって、達成に向けて、ネコまっしぐらになってしまいます。まぁ、逆に言えば早々にもコンプリートが終了して、「ひとまず収まる」んですけどね。何で買ったんだろう?みたいな全集モノ、我家にはいっぱいありますもの。

昨日までの悪天候がウソの様に、今日は初夏の青空が広がり、汗ばむ気候となりました。最近は外出する際には、野球帽を必ず持っていきます。買い物に行くときも、散歩をするときも、仕事に行くときも。よくいるじゃないですか、野球帽をかぶったイケてないおじいさん、あれが私。

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