結構にみんなが普通に使っている言葉が分からない、言い回しが分からないということが気になります。さすがに若者の間でやり取りされている「ちいかわ構文」みたいなものをキャッチアップしたいとは思いませんが。ハァ? それって、すっかり脳死してる・・・って、コト!? 無理して使ってみました。

私、「フレイル」って言葉、知らなかったんです。これ、年老いて、心身の活力が低下した状態のことを言うのだそうで、高齢者の診療を専門にする医師たちでつくる「日本老年医学会」が、2014年からこの呼び方を使い始めたのだそうです。この言葉、知らなかったのって、私ぐらいなのかしら?

そもそも「フレイル」とはどの様な意味の言葉かと言えば、「frailty:弱さ、もろさ」という英語がオリジナル。この英語の訳語として、日本老年医学会が使うことにしたのが「フレイル」なのだそうです。和製英語・・・ってことでOK?(まだやってる)

概念的には、フレイルは「健康と介護が必要な時期の「中間」の時期」を指すらしく、この時期の重要性をきちんと認識して、健康寿命を延ばすべく、適切な対処をしましょう!ということなのだそうです。(いい加減に端折って書いているので、正しいことを知りたい方は必ずググって下さいね)

年齢的には概ね65歳あたりで、自分がどの程度「弱っている」のか、「健康を損ねている」のかをチェックし、改善を図るという活動につなげていく、というシナリオの様子です。だから、61歳の私は「フレイル」年齢よりも少し若いことになります。

けれど、最近、とみに心身の劣化を覚える身としては、せっかくこの言葉に出会ったのですから、少しでも老化の坂道を転げ落ちる速度を緩めたいと思っている訳です。とは言っても、自分を罰するが如くのハードプログラムにチャレンジしても、それが新たなストレスとなってしまい、余計に自分を追い込んでしまうことは火を見るよりも明らかです。

恐らく一番大事なことは「健康寿命を長く維持するには、今が肝心!」と認識して、身の回りのちょっとしたことを改めることなのでしょう。本当は「今が肝心」どころではなく、きっと「ラストチャンス」なのです。ちなみにフレイル予防の3大ポイントは「栄養」「運動」「社会参加」なのだそうです。「ラストチャンス、ラストチャンス」大事なことなので、2度言いました。

思えば、今の60代とかって、軽薄ですよね。勿論、自分のことですが。なんというか、重みとか落ち着きといったものがありません。これって、寿命の長さと関係している様に思うのです。私が生まれた1962年の日本人男性の平均寿命は、何と66.23歳。これが、令和2年になると平均寿命は81.64歳にまで延びています。(共に厚生労働省:年簡易生命表による)

あと数年でこの世とお別れと思うのと、まだ20年も生きなきゃな…と思うのでは、身の処し方、考え方が大きく変わってきます。まだ先は長そうなので、キリキリと深刻ぶったりせず、脱力して、ゆっくりと船を漕いでいく。そんな感じですかね。

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