好きなことをしているんだから、本当は「上手くなる」必要なんてありません。けれど、しょっちゅうその罠につかまって、楽しいことを台無しにしてしまいます。そろそろこのことを学びたいところです。

ただ「好きだから」、何となく「楽しそうだから」と始めたことが、いつの間にか他人と比べてしまい、自分のやっていることがひどくつまらなくなってしまうことってありません?例えば、興味があって何かを収集し始めるけれど、その道30年みたいな人の戦利品をネットで見つけてしまい、「こりゃ、無理だよ」といきなり白旗をあげて、その趣味を捨ててしまう。

「今、こんなこと、やってるんだよね」と誰かに話したら、そのことで相手が遥かに自分より「上手い」ことが分かり、何だか自分がやっていることが馬鹿らしくなってしまう。人に話すことが憚られる様になってしまう。

こういうのって、これまで生きてきた中で自分に染みついてしまった「垢」みたいなものなんだろうなと最近、特に強く思うようになりました。何というか、成果至上主義とか実力至上主義とか言った「勝ち負けの世界」のモノサシを未だに自分に適用している訳です。

それで、スパっとは行きませんが、最近は「上手くならないけれど」「下手なままだけれど」好きなこと、楽しいことをニコニコしながら、やり続けることにしているのです。そして、臆せずに、自分を知って欲しい人たちに「こんなことやってるよ」と話すことにしています。

当然ながら、相手からは「上手くなった?」「腕前は?」などと聞かれる訳ですが、「全然ダメ、少しも上達しない」と返答してしまいます。本当はそれなりにできることが増えているのかも知れませんが、相手に伝えたいのはそんなことではないのです。

自分は今、こんなことを楽しいと思っていて、それがやれているので「上機嫌だよ」と伝えたいのです。それで、一緒にハハハと笑う。これって、趣味の話だけでなく、仕事に関しても同じです。まぁ、仕事に関しては「少しも上手くならない」なんて堂々と言えることではありませんが。

そんなこと、今頃気づいたのかよって言われそうですが、今まで結構に「上手くならない」と楽しかったハズのことを投げ出していたのです。本当にモッタイないことをしてきました。よかった、今さらながら、そのことに気付いて。

家庭菜園、どうにも播種したゴーヤが芽をだしてくれません。土中温度が低いと目覚めないのだとか。それにしても蒔いてから2週間以上も経つしな… 来週半ばまで待ってダメなら、反省もせずに別の種を蒔くことにします。さて、何を蒔こうかな。芽をだすことができなかった?ゴーヤには悪いけれど、それはそれで楽しー。

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