早期退職をする前は、客先や取引先に社名の由来を教えてもらうのが大好きでした。「人は自分に関心をもってくれる人が好き」などという打算に基づくものではなく、単に興味本位でスキだったのです。うーん、打算もあったかなぁ、否、打算だけだったかな。まぁ、いいや。

さて、「おやつ」の由来って知ってます? 
江戸時代に「八刻(やつどき)」(今の午後2時から4時)に食べていた軽食が「おやつ」の語源だそうです。ふむふむ、「3時のおやつ」というのは非常に由緒正しい文化だったということです。

おやつは午後における「間食」を指し、食べるものはお菓子に限りません。「果物」「ナッツ」食べ盛りの子供だと「カップラーメン」だっておやつです。それでは、みんなの「おやつ事情」を探ってみましょう。読んでいる中にお腹が空くので、何か手許に用意しておいてね。

調査時期が少し古いのですが、調査項目のバランスがよいのでアサヒグループホールディングスさんの調査を出典としてデータを使わせていただきます。
※出典:毎週アンケート第650回「皆さんの間食事情を教えて?」(2017.9~10)

Q:仕事・外出中に小腹が減ったら何を食べる?
A:女性 1位_チョコレート 47.0%、2位_焼き菓子(クッキーなど) 38.2%、3位_キャンディ(飴) 37.3%
A:男性 1位_菓子パン 29.2%、2位_チョコレート 27.6%、3位_焼き菓子(クッキーなど) 20.0%

おやつやお菓子に関する他の調査結果を眺めていても、今は「チョコレート」がおやつ市場、お菓子市場で一人勝ち、圧勝なのです。いろいろと健康によいとの業界あげての取り組み?で「カカオポリフェノール」なんて言葉も今では市民権を得ています。説明しろと言われても困るけど。

Q:間食で食べるものを選ぶポイントは?
A:1位_手が汚れず、片手で食べられるもの 33.4%、2位_食事に差支えない、軽いもの 27.9%、3位_料理や温めの必要のない、そのまま食べられるもの 25.4%、4位_個包装になっているもの 21.9%

おやつ、間食ですので、ちょっと「後ろめたさ」がある訳です。「さっき、あんなにしっかりお昼を食べたばっかりなのに」とか「また、課長に『いつもおいしそうにおやつ食べてるね』とか言われたくないし」とか。だから、密かに素早く食べられるものがよい訳です。
それに子供の頃、散々お母さんに言われたことがトラウマになっているのです。「そんなにおやつ食べちゃダメでしょ、夕飯食べられないじゃないの」ってね。

こんなに日本国民がおやつを楽しんでいる一方で、全体の2割にあたる、人と接するサービス業や病院勤務、教師などの職業は「おやつ全面禁止」というところもあるのだそうです。そうですよね、中学校の先生が職員室で「きのこの山」を、しかもマニアックに「チョコの傘とクッキーの柄を分解して食べていた」なんてことになると今後の威信にも関わります。

早期退職なんかして、家にいる時間が長くなるとずーっとおやつを食べ続けているということにもなりかねません。脳にとっては砂糖は最高のエネルギーだ!なんて大義名分まであります。甘いものを食べて、どんどん頭が良くなっていきます。
そして、甘いものだけでなく、しょっぱいものや、酸っぱいものや、場合によっては「珍味」、終いには「おつまみ」にまで手が及んでしまいます。「やめられない止まらない」って言いますからね。

そうそう、猫もおやつを食べます。有名どころでは「ちゅーる」(いなば)、「フリーズドライのササミ」(ママクック)などなど数限りなくおやつが存在します。それに「スープ」なんてのもあります。我家のおーちゃん(メインクーン)、グルメなんです。

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