昔、守護霊?が見えるという人と話をしたときに「頑固そうな老人」が背後に見えると言われたことがあります。今思えばこの方に見えていたのは「守護霊」ではなく、未来の私だったのかも知れません。結果、大当たり。面倒くさいから適当なことを言ったのかも知れませんけれど。

新宿駅の構内で「転職の失敗談買います」という広告をみました。成程、面白い試みだなぁと思いました。成功事例から得られることも大切ですが、赤裸々な「失敗事例」から得られるものも多いハズです。それに、読みものとしてきっと面白いのです。

どんな人のどんな経験でも聞いてみると、どれもとても面白いのです。今の職場、ほぼ同じ年代の方ばかりなのですが、仕事の合間に話してくれる内容に興味津々です。自分で会社を経営していたけれど、業界全体の構造が変わってしまい、どうにも立ち行かなくなって、自分の資産を持ち出す前に会社を畳んだという人。若い頃からいろいろな業界で仕事をして、びっくりするくらいに様々な経験と知識を持っている人。大企業で働き、日本中を飛び回っていたけれど思うところがあって退職し、ここでの仕事に新しくチャレンジしている人。

まぁ、会話の最後は定番の健康/病気のことだったり、年金のことになったりするのですが、それについても、人それぞれの考え方があって実に面白いのです。ブログを読む楽しさを、本人の口からリアルタイムに聞かせてもらう様なものです。それに、こちらでもう少し聞きたことも教えてもらえますし。あんまりサボっている訳にはいきませんが、もっともっと同僚たちの話を聞きたいと思ってしまいます。

人の話を聞くという仕事、「愚痴聞き屋」なんてものがあるそうです。電話があればできて、時給が1,000円程度だとか。同僚の話を聞くのは面白くても、見ず知らずの人が相手で、しかも「金払ってんだよ」というスタンスで臨まれたらひたすらに怖そうです。このあたり、互いのセキュリティを万全に考慮したら、よいサービスにもなりそうです。今の職場の定年後(65歳)は、オペレーターに転職でもしましょうか。それとも、お客さんになって愚痴りますか。


冒頭に書いた「転職の失敗談買います」、この会社(オープンワーク)、買い取った失敗談、いつか一部でもいいから公開してくれないかしら。できたら、断片や要約ではなく、買い取った話をまるっと。きっと「その周辺」に面白い事情がたくさんあるのです。

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