Googleさんが提供するサービスに「Autodraw」というのがあって、パレットに絵を書くと、このサイトに搭載されたAIが「これは車だね」とか「これは傘だね」とか推測してくれて、キレイなイラストを生成?してくれるという優れたサービスです。便利なんですけど、何だか「それはこう書くんだよ」って思いっきりご指導を受けたみたいで少し凹みます。

これ、AIが生成してくれたものの著作権に関する記述がどこにもないので、みんなどう使ってよいのか困っている様子です。「費用の支払いはありません」とは書かれているみたいですけど、AIが変換してくれたものをうっかり再配布して、後で厄介なことになるのでは困ります。しばらくはパーソナルな用途に限って、使うことにします。まぁ、無職なのでパーソナルな用途しかありませんけどね。

さて、少し昔話をしたいと思います。私が58歳まで勤めていた会社には電車で50分、そこからバスで30分程の時間を掛けて通っていました。(コロナ以前の話です) 遠距離通勤と言ってもよいかも知れません。理想の職場の条件の一つに「職住近接」があげられますが、私は結構、この「遠距離通勤」が気に入っていたのです。

余程運がよくなければ、通勤時の電車には途中からでも座れないのですが、私はこの電車を終点まで乗っていたので、帰宅時は始発ですから、確実に座ることができました。まぁ、座るためには「電車1本」をお見送りしないといけなかったのですが。

これ、自宅の最寄り駅までの50分程度の時間、本当に楽しい時間を過ごさせてもらいました。本を読んだり、音楽を聴いたり、疲れているときはぐっすりと寝込んだり… 会社時間と家で過ごす時間の間に、誰も触れることができない解放区があったみたいなものです。

会社を辞めて、この経路を使うことも無くなり、今となって時折、「あの時間、あの空間」のことを懐かしく思い出します。何百回、何千回と繰り返したことが、無限に続くかと思われたことが、今では遠い昔です。

それで、また、急に何でそんなことをブログのエントリに書いているかと言えば、数日前から気になっていた求人案件の勤務地が、この始発駅の近くなのです。もしかしたら、また、「あの時間、あの空間」を味わうことができるかも知れません。

少しも家から「近く」はありませんが、何だか「いいなぁ」と思ってしまうのです。まぁ、毎日楽しく仕事に行って、元気に帰ってくる、これに越したことはありませんからね。

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