私の街の桜、まだ頑張っていて、花がきちんと残っています。けれど、ニンゲンというのは勝手なもので、もはや桜には見向きもしません。どんなに素晴らしいものでも「飽きる」ということでしょうか。

誰でもそうだと思いますが、ひょんな拍子に何かに夢中になったり、逆に何かをひどく嫌ってしまったりします。こういうときって、理屈をもって上手く中和する、平温に戻すというのは大抵無理なものです。それでは、こういう「針が振れた状態」になって、日常生活にも支障をきたす様なことになったらどうするのか。

これも、みんな同じだと思いますが、然るべきタイミングで憑き物が落ちるのを待つしかありません。こういう状態だと、夢中になっているものに関して、己が「財力」を省みずにいろいろと買ってしまったりしますが、多くの場合、お金が尽きたからやーめた!ということにはならないのです。どこからか、お金を見つけ出してしまう。本当に困ったものです。

それが或る日、突然に、そして必ず「あれ?どうしてこんなものに夢中になっていたんだっけ?」という瞬間がやってきます。そう、そのときをひたすらに、気長に待つしかありません。だから、どんなにマイブームの業が深くても、心配には及びません、いつか、スカっと目が覚めますから。

私がこの真実にたどり着いたのは、何とつい最近のことだったりするのです。このことに気付いてから、ポジティブな方向にせよ、逆の方向にせよ、何かに囚われている自分のことを、まるで別人のことのように「まったく、しょうがねーなー」などと、少し離れたところから見ることができる様になりました。そして、「まぁ、しばらくしたら、憑き物が落ちるでしょ」とニヤニヤしながら眺めているのです。幾つになっても、ヒトの心というのはおかしなものです。

まぁ、憑き物がついているときが一番楽しいんですけどね。

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