午前中に病院に行き、全身麻酔をして、除細動(心臓への電気ショック)の処置をしてきました。心臓内の電気的活動を一度リセットさせる(不整脈を停止させる)治療だそうです。これで、心房細動が収まるのか、しばらくは様子見ということになります。

以前のエントリにも書きましたが、病院や検査で、こちらは何も役割がなく、ただ大人しくされるがままにしている、指示されたとおりに体を動かす、というのが好きなのです。どんな美しい風景を目にするよりも、天上の音楽を耳にするよりも、心身がリラックスできます。それで、今日もまた、結構に幸せなひとときでした。

治療が始まって、目を閉じて弛緩した状態で診療台で横たわり、お医者さんや看護師さんの会話をぼんやりと聴いていました。麻酔をかけずとも、この時点でウトウトしていたんですけどね。しばらくして、全身麻酔をかける薬剤を静脈から体内に注射で入れると、程なくして、完全にBlack Outしました。

手術という訳ではないので、僅か30分程度のことでしたが、その間に除細動を行ったのだそうです。当たり前ですが、何の記憶もありません。電気ショックをして、自分の体がビクンと診療台の上で持ち上がるのを感じたり、見たかった様な気もします。無事に生還?したから、言えることですけれど。

目覚めてから15分ぐらい、診療台で麻酔が切れるのを確認した後に、帰宅となりました。そうそう、今日は「車で来ないで下さいね」と言われて、バスに乗って病院までやってきたのです。熱風が吹くバス停で10分程待つと、キンキンに車内が冷えたバスが到着し、これに乗車して家に向かいました。

少し意識が「ぼんやり」とした感じで、何だかフワフワとリラックスできていて、幸福感がありました。麻酔がまだ抜けていなかったのか、ヤバい感じのおじいさんだった訳です。

家に戻り、カミさんと昼食を食べ、愛猫と少し遊びました。今朝は6時頃から「遊びましょうよ」とせがまれていたのを振り切って、病院に行ってしまったので、少し穴埋めです。その中に、愛猫は一番安心できる場所(高所に設置したくつろぎスペース)にポンポーンと移動してしまい、あっという間に眠ってしまいました。驚きのスピードです。

今日は「安静にしておく様に」とのことだったので、午後に予定していた庭仕事は見合わせて、私もしばし昼寝をすることにしました。愛猫が眠ってしまうと、急激に眠気が襲ってきたのです。

今日の疲れなのか、麻酔の影響なのか、それとも何十年もの間に蓄積したいろいろなものの残滓のせいなのか、しばらくの間、正に泥の様に眠ってしまいました。眠りが日本海溝の様なものならば、その一番底に横たわっていたのです。

結構に長い時間眠ってしまった様で、目覚めると窓の外はすっかりと「夏の夕暮れ」の風景に変わっていました。きっと、表はまだ暑いんだろうな。そうだ、思い出しました。今日は猫草の種を蒔く日でした。のろのろと起き出して、小さな容器に土を入れ、猫草の種を蒔きます。愛猫はまだ夢の国です。


明後日には保険証を会社に返してしまいます。結局、いろいろと考えた結果、退職後は「任意継続」とすることにしました。8月になり次第、この手続きをしなければいけません。保険証がない「期間」は短いに越したことはありません。新しい保険証が届くまでの間、十分に健康に気を付けなれば。いずれ戻ってくるとは言え、全額負担を窓口でするのは気が重いですからね。

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