1月の人間ドックで視力の低下を知りました。もともと左右の視力が極端にちがっていて、右が0.8、左が0.1未満だったのですが、今回の検査で右が0.4しかなかったのです。これはいけません。健康寿命をできるだけ長くして、まだまだいろんなことを見たい、知りたいと思っているのに肝心の目がしょぼしょぼしてはそんな気力も失せてしまいます。

それで急遽、デスクライトを今までのものに追加で購入し、目によいサプリ(加齢性眼疾患に効くルテイン含有)を飲み始めました。飲み始めて10日程度ですが、サプリは何となく効いているな!という感じがしています。

とにかく「できるだけのこと」はしたい訳です。貪欲に「視力回復」をネットで何度も検索をしていて、庭にブルーベリーを植えてしまう勢いです。今ですら野鳥の楽園と化している我家の庭に、更に鳥さんたちを呼び寄せてしまいそうです。

さて、相変わらずの図書館活用生活を続けています。借りたものの中に、内容も素晴らしかったのですが、加えて本としての作りに「感激」した本がありました。それは「旅をする木」(星野道夫さん)なのですが、私が借りたものは社会福法人の埼玉福祉会さんが「大活字本シリーズ」として刊行しているものでした。

名著として有名なもので今本屋さんに並んでいるのは文庫本なのですが、私が図書館から借りることができたのは期せずしてこの「大活字本」だったのです。

これが14ポイントの明朝体の活字で印刷されていて、本当に読みやすい。文字が大きな分、本もかなり厚くて、重いものなのですが、この「読みやすさ」の前ではまったく気になりません。余白部分や行間の幅もよく考えられていて、これは「大発明」だとすら思うのです。

2020年時点で1300点以上がこのフォーマットで刊行されており、主として全国の図書館などに納められているとのことですが、是非、この試みが広く社会に出回って欲しいと願うのです。えっ、大きな活字で読みたいならば、電子書籍で購入してフォントサイズを拡大すればいいんじゃないの? 

そうなんですけどね、kindleとか何台も持っているのですが、結局、これで本を読むと少しも楽しくないんですよ。本を読むというのは内容を知るだけじゃなくて、ページをめくりながら、時折何ページかぺらぺらとめくって戻ったり先に行ったりする、こういう「紙の媒体に印刷された活字を追う」という体験そのものだと思うのです。

更に、「大きな活字の本を読む」というのは、わくわくしながら、(1ページの文字数が少ないので)どんどんとページをめくる疾走感を伴った極上の体験をすることができるということなのです。更に年寄りにウレシイのは裸眼でもまったく問題なく読めて、まったく疲れない。

どんなに面白い本でも1ページが黒々とする程に小さな活字が詰まっていたら、それだけでも読む気が失せてしまいます。その頃はそんなことを感じませんでしたが、昔の本って、今手にしてみると、大体がこんな感じですよね。どうやって読んでいたんだろ。

「旅をする木」(星野道夫さん)、本当に素晴らしい本でした。アラスカの大自然に関する詩的な描写の数々、そこに暮らす人々の生活の様子、遠い異国にあって改めて見つめ直した自分のこと・友人知人のこと、すべてが不思議な静けさの中にあって、読者にも夢の様な景色を見せてくれるのです。

1996年に僅か44歳で不慮の事故で亡くなってしまった星野さんの残した写真や言葉は、必ずやこれからも多くの人々にずしんとくる感動を与えてくれると思います。今更ながらではありますが、ご冥福をお祈りします。

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