今日は仕事が休みだったので、午後に隣駅の近くにあるハロワに行ってきました。職業訓練校に10月入校を考えた場合に、手続きが一体どんなスケジュール感になるのか、教えてもらいたかったのです。

まぁ、ネットで調べればいいんですけれど、やはり人に教えてもらうのが一番情報の量が多く、質も高いので。時間があるならば、それがBESTです。それに、用事を済ませた後にデパ地下で美味しいオヤツを物色しようと目論んでいたのです。ありましたよ、とてもおいしそうなお煎餅が。

さて、何回かエントリにも書いた「Windowsタブレット」ですが、結構に便利で、メインのPCでいろいろな作業をするときのサブPCとして欠かせぬパートナになっています。他にも机の上には別のデスクトップPCもあるのですが、本体やモニタに電源を入れて、それからログインして、なんて作業が何とも面倒だったのです。

それで、タブレットPCという訳です。電源を入れれば、すぐに起動して、使い始めることができます。それで、Officeやら何やら、いろんなソフトウェアをインストールして「武装」を図っていたのですが、結局はブラウザでネットに接続する用途以外に使うことを止めることにしました。

そう、こいつは「それしかできない」から便利な訳で、こいつに他のことをさせようとすると却って手間が掛かったり、作業効率が悪かったりするのです。タッチキーボートではまともに入力ができないからと、Bluetoothで接続するキーボードやマウスを、部屋のどこからか発掘していると、それだけですぐに30分くらい過ぎてしまいます。余計なものは全部アンインストールしたら、何だか心持ち、筐体を持った感じも軽くなった様な。

そんなことを考えながら周囲を見回してみると、「それしかできない」、即ち「それだったらできる」というのは、実は大変に有難いものだなと思った訳です。例えば、プロ野球を見ていても多くの選手(野手)は「走攻守」そろっていることを求められて、結局、どれかを失敗するだけで、全能力が否定される様な目にあってしまいます。

それで「走りのスペシャリスト」なんて人が各球団に一人はいるものですが、そんな選手は打力も守備力も低いけれど、走るのだけは早いので、「いざ」というときに備えてベンチで待機をしています。

やがて、時が来りて、彼の出番となれば颯爽と登場し、試合の結果を左右する大仕事をやってのける。なまじ、打てたりすると打順に組み込まれてしまい、「その場」には登場することができなかったりします。本人には失礼ですが「それしかできない」というのが、どんなに素晴らしいことか。

キッチンにある「やかん」だってそうです。あいつはお湯を沸かすか、水を運ぶかしかできないので、立派な鍋たちが総出で別の仕事をしているときも、ぼーっと出番を待っています。けれど、お湯を沸かすタイミングが来れば最前線に歩み出て、どんなに立派な鍋でもできない仕事をやってのけます。

いくら「フライパンは万能だ」と言ったところで、流石にお湯までは沸かせませんからね。勿論、無理すれば鍋だって、フライパンだってお湯ぐらい沸かせますが、コーヒーの漏斗に注ぐときに悲劇が生じちゃうでしょ。周りにお湯をぶちまけたりして。

改めて「それしかできない」ものに感謝です。思えば、ニンゲンが暮らす世界も似た様なものかも知れません。それどころか、「何もできなくてもいい」んですよ、きっと。気心の知れた「あの人たち」がどこかで元気にしているだけで、幸せな気分になれますしね。


会社から渡された「退社日には全部返却してね」というリストにチェックを付けながら、部屋中をひっくり返していました。モノ持ちはいい方なので、一応全部揃えることができました。よかった。退職間際に始末書を書く、なんてイヤですからね。

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