数年前に夏休みを利用して「日光」に行きました。小学校の修学旅行以来でしたから、四十数年ぶりのことでしたが、すべてのものが素晴らしくて、この場所全体をデザインした当時の人たちの発想力にひたすらに感服したのです。それで、久し振りに「三猿」(さんざる)にもご対面となったのです。

誰でも知っている「見ざる、言わざる、聞かざる」で、人の誤りについては「見たり、話したり、聞いたりしない」というありがたいことを教えてくれています。これ、他の国や地域でも同じ様な表現や教えがあるそうで、この猿たちが日光にたどり着くまでの長く、遠い道のりはまだ解明されていないそうです。

確かに「他人」には必要以上に関わらないというのが、平和に暮らす秘訣ですよね。ヒトの悩みの大半は「ヒト」に関するものな訳ですから。けれど、一人では生きていけないので、この苦しみは「根絶」することはできず、そこで「三猿」でユーモアをもって少しでもこれを軽減という知恵なのでしょう。スマホの壁紙にしたいくらいです。

一方で、ヒトは結局「真実よりも欲しているもの」しか受け入れないと言われます。正にそのとおりで「これ、前にも言ったじゃない」なんてカミさんに小言を言われても、そもそも聞いた覚えがないのです。きっと、関心がなかったり、聞きたくない話だったに違いありません。だから、同じ失敗を何度でも繰り返してしまう。ごめんなさい。

ヒトが欲しているものって、よいことばかりとは限らずに、「年金制度が破綻する」とか「温暖化現象で地球に生物が生きていられなくなる」とか、そんなニュースばかりを聞きたがります。本や、雑誌の記事や、WEBでの動画にしても、ネガティブな内容のものばかりが需要があるので、いつの間にか「暗くなる未来」の大合唱です。

破滅願望は「自分が不幸なとき」に高まるものだそうですから、結構みんな「不幸」なんですね。どうせなら、みんな不幸になってまえ!という考えなんでしょうか。今、髙橋洋一さんの『日本の「老後」の正体』という本を読んでいますが、「年金制度は破綻しない」ということがキチンと説明されていて、頼もしい限りです。私はどうやら、こちらの話を「欲している」みたいで、ふむふむと読み進めることができるのです。頼んだぜ、年金。

私の夏休みは来週で、今週は最後の「がんばりどころ」なのです。仕事も残り1日行けばよいだけなので、この日にイヤな思いをしない様に「見ざる、言わざる、聞かざる」の徹底です。ひたすらに自分の持ち分の仕事を全うするだけ。夏休みは目の前だ!

***
ブログランキングに参加しています。よろしければポチっとお願いします。やる気がでます。