気を利かせて静かにその場から離れる、如何なる場合でも中高年が「デリカシー」を発揮できるのはこのやり方なのかと思うのです。何か周囲を気遣った様なことを言って「デリカシー」をアピールしようとすると大体が墓穴を掘ることになり、周囲も本人も痛むことになってしまいます。「分かり辛かったけど、あの人、気を使ってくれたんじゃないかな」などと囁かれるということにもなりかねません。

今日のエントリーで書きたいのは、当たり前に普段の生活で起きている「人の会話に乗っかる」「会話に割り込んでくる」ということなのです。誰かとお喋りをしていると突然にどこからともなく「それはさぁ」とカットインされるアレです。みんな大人ですから、何事も無かったかのようにそのままお喋りは進行しますけどね。

私はこれをやられるのが苦手で、誰かが乗っかってきてしまうと、そこそこにその場を離れることにしています。それまでの相手とのお喋りはとにかくそこで「終わり」になった訳ですし、お喋りを切り上げる潮時でもあります。

これ、人にやられるのがイヤなので、自分でも極力やらない様にしていますが、たまに「お喋りをしているすぐ傍にいるんだから何か言った方がいいかな」などとサービス心が頭の中で芽生えてしまい、うっかりそこに口を挟んでしまうことがあります。そして、ほぼ確実に「あんなことしなければよかった」って後で後悔するのです。そう、昨日もそれをしでかして、ただ今少々凹んでいる訳です。だって、話題が一応、私がよく知っていることだったんだもの…

こんなに心が狭い?のは私だけなのかと思い、ネットで検索してみると、まぁ、出るわ出るわ、みんな相当に気分を害していたのです。大会社であっても実際のコミュニティなんてそれほど沢山の人数で構成されている訳ではないので、「いつもあの人に勝手に話に割り込まれる」といった鬱陶しさが堆積していく訳です。本当は「あの人」がキライなんだと思いますけれど。だって、好意をもっている人ならば「割り込み大歓迎!」なんでしょうからね。

自戒の念も込めて、毎度ながら「世の中はどう思っているか」を調べてみました。
※出典:マイナビライフサポート 「デリカシーがない」と思われる行動・言動3選(2020.3)
※調査人数:356人(20~39歳の女性)

<「デリカシーがない」と思われる行動・言動3選>
プライベートに踏み込んだ質問をする/思っていることを何でも口に出す/容姿をいじる

これ、最近の風潮からすると「デリカシーがない」などと陰口を叩かれるくらいで済んだら御の字みたいな気もします。回答者は[20~39歳の女性]ということなので、こんなことしたらほぼセクハラ認定されてしまいそうです。昔、誰かに教わった「他人に誠実な関心を持つ」なんてコミュニケーションの基本も、今では「他人に不必要な関心を持たない」に変わってきているのでしょうね。難しくなりました、いろいろと。


「中高年」というだけで「デリカシーに欠ける」という勝手な先入観で私たちは見られている様に思います。けれど、それはあながち誤りではなくて、いつの間にか「オレさま」になって、「オラオラ」と振舞っていたことが「滲み出た」に違いありません。「いるか、いないか分からない」程度の存在感で、だけど、必要とされる時が来ればきちんと声が掛かる、そんな感じのオジサンが理想だなぁ。

***
ブログランキングに参加しています。よろしければポチっとお願いします。やる気がでます。