職場に休職をしていた人が戻ってきて、随分と私の仕事も楽になりました。これでやっと「老後の仕事」らしく、定時でサクっと仕事を終わって家に帰れそうです。やっぱりね、毎日毎日残業なんてしていられないんですよ、もうオジイサンだもの。早く帰って、平日でも家でいろいろと楽しい時間を過ごす。これだよ、これ。
そんなこんなで、しばらくぶりに呑気に過ごせているのですが、そうするといろいろなことを思い出したり、これからのことを考える訳です。所詮、先の無いオジイサンのことですので、決して前向きではなく思いっきり「後ろ向き」のことばかりを。
ちなみに列車に乗って旅行をするなんてときに、進行方向に向いて座るか、逆方向を向くかという選択があります。幼い子供の頃は圧倒的に「進行方向に向いて座る派」でしたが、ある時から「後ろ向き派」に私は転向したのです。
理由は「ずっと景色を見送れるから」です。気に入った景色が、車窓で少しずつ小さくなっていき、最期には小さな点になってしまう。そして、何だか少しさびしくなる。家族で旅行に行き、ボックスシートに座ると、子供の私は必ずこの席に座ったものです。幼少のみぎりから、私はずっと後ろ向きだったのかも知れません。
それで、後ろ向きのオジイサンではあっても「これから」を考えたときに、「こんなことをやりたい」ではなく、「もう二度とやらない」というこれまたネガティブなことが、やはり頭に浮かびます。「こんなことをやりたい」は正直、あまりイメージできないのです。せいぜい、草むしりをしますとか、洗車しますとか、古本を処分しますとか、その程度のことでもうお腹いっぱいです。
随分と引っ張りましたが、私の「もう二度とやらない」を幾つか開陳すると、先ずは「付き合いで何かをする、どこかに行く」です。仕事上、給料をもらいながら「行事」に出るというのは仕方がないことなので、「これも給料の一部」と割り切りますが、そうでない限りはもうすべてお断りです。
そもそも「付き合い」も「義理」も、もはや考えること自体を、私はやめ始めているのです。そんな場所に行っても、きっと「上手くやれない」自信?が私にはあります。そして私だけでなく、周囲の人もみんなワタシの扱いに困ってしまうという、ツライ状況に至ることを確信しているのです。別に世の中に拗ねたり、呪ったりしている訳じゃないんですけどね。どうにも楽しくない。
それから「もう二度とやらない」は夜勤の類です。早期退職後に再就職したところでは「シフト」があって、時折「夜勤」があったのですが、とにかくこれが私には合わずに、本当に死にかけたのです。「夜勤」に向いている人なんて、私だけでなく、どこにもいないと思いますけどね。
仮眠時間といっても一睡もできない、夜勤明けに家に帰ってきても眠れない…とにかくボロボロでしたよ、当時は。今の仕事では「夜勤」もなく、その頃を思うに、ただその一点だけでも「幸せ」だったりします。まぁ、普通の人生を生きていれば「夜勤」をする機会なんて、それ程無いでしょうから、いい経験をしたと言えばそうなんでしょうけれど、後ろ向きな私としては「もう二度とやらない」と心に決めているのです。
勿論、今、夜勤のある仕事に就いて、世の中を動かしている人たちには本当に感謝しかないのです。皆さん、健康にはくれぐれも注意して下さいね。
これ以外にも「もう二度とやらない」は無数にあったりします。それはまた今度、書いてみます。
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「おかずパン」が大好きです。ヤキソバパンとか、スパゲッティパンとか、カレーパンとか、ウインナーロールとか。たまに朝食用にカミさんが買ってくると、朝はシャキッと起きれるのです。子供かよ。ちなみに明日は「ヤキソバパン」が朝食にあることを発見しました。ウレシイ。