冬至(12/22)も過ぎ、今日からは毎日、米粒一つずつ日が長くなっていきます。東京の寒さのピークは「1月18日から23日までの6日間」なのだそうです。そう言われると、結構、「底」に近付いてきた様な気がします。庭のスイセンも随分と葉を伸ばしました、沢山切ってしまった梅の木にも蕾がついています。今年も残すところ僅か、あっという間に過ぎました。
4月に60歳になったので、今年は晴れて60代の仲間入りをした1年でした。昔は周囲にいた60代の人のことを「おじいさん」「人格者で分別のある人」と思っていたのですが、いざ自分がその年に達してみるとまったく「老成」をせずに困ってしまいます。
50代をどうやって過ごしてきたか、はっきりと思い出すことができません。「目の前のことに一所懸命だったからこそ」のことだと思うと、とても幸せな10年だった様に思います。40代も、30代も同じで、今では遥か遠くに霞む風景でしかありません。
「あっ」という間に終わってしまいそうな「60代最初の1年」ですが、結構に実りのある1年でもありました。先ずは「セミリタイア」状態の今の生活のペースに慣れたこと。慣れたからこそ、何をしよう、あれをしよう、次はこれ、などと「自由に生きること」を楽しめる様になりました。何にせよ「時間」は掛かるものです。
それから、健康でさえいれば、何をしても生きていける自信のようなものを得たこと。私のプランでは、70歳頃までは働いていたい、働く必要があるので、この妙な「自信」の獲得は大きな収穫でした。人間というのは思ったよりも「強い」ものです。
そして、何よりも「家族」と「健康」、この二つこそが「かけがえのないもの」であることを改めて思い知りました。「お金」も大事ですけどね。
忘れちゃいけません。今年はしばらく会えなかった友人たちと再会できたことも、大きな喜びでした。みんな、昔と変わらずに、そして、したたかに生きていました。また、次に会えるときまでこちらも元気でいないといけません。
思えばよい1年でありました。総括するには少し早いですかね。
今日(12/23)、今働いている勤務先から、年末調整の還付金の振り込みがありました。毎年、この時期のお楽しみなのですが、今年は1.5万円程度で少しがっかりしました。とは言っても有難く使わせてもらいます。明日はクリスマスイブですし、最寄り駅の賑やかなショッピングモールで美味しいものでも買うことにします。