通勤用にポロシャツを3枚買いました。去年も買ったのですが、去年のものには重大な「これはいけません」があったのです。それは「胸ポケット」が無かったのです。オジイサンには「胸ポケット」は必須です。それは、外したメガネをサッと挿しておけるから。近くのものを目を凝らして見るとき、メガネ、外しちゃうでしょ。それに、どこかで目を休めたいときも、メガネ、外しちゃうでしょ。胸ポケット、有難いなぁ。

「年を取ったら食べられなくなったもの」なんて、動画を見ました。結構、ふむふむと思ったのですが、その動画でも出てきたのが「ポテトチップス」です。そう言えば、もう3年くらい食べてないなぁ。

昔はTVやビデオを観ながら、バリバリと食べていたんですけどね。いつからか、スーパーやコンビニでも買わなくなって、当然ながら家に無いから食べなくなって、すっかり我家から姿を消してしまいました。本当に「年を取ったら食べられなくなるもの」は存在するのです。

ポテチのことを書いていたら、昔、まだ子供の頃、家で時折、母親が自家製のお菓子を作ってくれたことを思い出しました。私が大好きだったのが「ドーナッツ」と「ポテチ」。ドーナッツは何やらコップ状の口が円形のものを使って、小麦粉の生地から「型」を抜き出し、これを油で揚げて、砂糖をまぶして食べるのです。

母や兄と一緒にワイワイと騒ぎながら、沢山の「型」を切り出したことを今でも鮮明に憶えています。そこにあったのは、間違いなく世界で一番の幸せな時間でした。

そして、ジャガイモを薄く切って、これも油で揚げた、「ちょっと厚手のポテトチップス」も大好きなオヤツでした。放っておいたら、間違いなくこれを無限に食べ続けていたのです。アイダホのポテトを全部食べ尽くしても足りないくらいに。

今はどこにいっても、カンタンにどんな食べ物でも手に入れることができますが、昔はそうはいかなかったのです。食べたいものは自分で作る。それに、どこの家でも倹約、節約して、「未来」や「もしも」のために備えていたのです。

それはまだ、夜になると街灯もまばらで、何もかもが静かに眠りについていた頃の話です。そう、たかだか50年余り昔のこと。

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長嶋茂雄さんがお亡くなりになりました。以前、どこかで読んだ記憶があるのですが、「明治以降で誰か一人この国の人間を選ぶとすれば、それは長嶋さん」だと言うのです。正にその通りと私は思うのです。その生き様で私たちにずっと元気を与えてくれ、彼が育て上げた野球はこの国の国技とも呼べるものとなり、その後輩たちの活躍が、今では私たちにどれだけの喜びや希望や勇気をもたらしてくれているか。

それはすべて、「長嶋さん」から始まったことなのです。安らかにお眠り下さい。

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