「雨の日と月曜日は憂鬱になる」とカレン・カーペンターは歌います。まったく、そのとおりです。サンデー毎日、あぁ、毎日が日曜日ならばよいのにね。土曜日でもいいけど。

早期退職をして時折仕事に行くという生活をしていると、「曜日感覚」が失われていきます。
今、私が辛うじて「今日は何曜日?」という認識ができるのは、「ゴミ出し」のおかげです。月曜日は可燃物、火曜日は不燃物といった地域のルールに沿った行動をすることで、私の「曜日感覚」は保たれている訳です。ありがたや。それに近所の人と挨拶もできますしね。可燃物の日にはカラスが結構近くでピョコピョコしていて、野生動物との触れ合いまで楽しめます。

さて、皆さん、何曜日が好きで、何曜日がキライなんでしょうね。調べるまでもなく、分かり切っている様にも思えますが、一応念のため。「自分がズレている」という疑いを常に持つという精神が大切です。

5年程前のアンケート調査ですが、「全国の土日祝のいずれかが休みの仕事をしている20歳~59歳の男性1000人に聞いた:曜日に関する調査」(ネオマーケティング社)の内容を見てみます。これ、「Before コロナ」の調査なので、テレワークをするケースも多い現在では結構に結果が変わっているかも知れません。

<好きな曜日>
1位:金58.1%、2位:木10.8%、3位:水9.8%、4位:月5.1%、5位:火4.2%  ※特にない:34.2%

<嫌いな曜日>
1位:月69.5%、2位:火21.9%、3位:水16.4%、4位:木13.7%、5位:金8.9%  ※特にない:22%
※出典:ネオマーケティング 曜日に関する調査(2017.9.26)

まぁ、当然の結果ではありますが、好きな曜日の最下位が月曜日ではなく火曜日というのが、興味を惹かれます。何でも「まだ週末まで何日もあるかと思うと気が重い」のだそうです。
ちなみに、「どの曜日がキライ!」については、どれも、もっともらしい理由がついていて笑いました。結局、金曜日が好き! という以外はどの曜日も憂鬱な訳です。
そんなことを言っていられるのも「会社に勤めている間」だけですよ、贅沢な憂鬱を楽しんで下さいな。

早期退職だったり定年退職をして、仕事をしないなる、もしくは決まった曜日の仕事ではなくなる、すると今の私の様に「曜日感覚」を失ってしまいます。いいじゃない、それでどうしたの? という声が聞こえてきますが、これ、非常にヤバいと私は思っているのです。これ、認知症の症状の一つでもあるのです。

「今日がいつか分からない、今日が何曜日か分からない」 次第に頭の中で「これから」が構築できなくなっていきます。起きて、ご飯を食べて、何となくテレビやネットをみて、寝る。どんどん考えることをしなくなっていく。
やはり、曜日をきちんと認識して「今週はこんなことをしよう」「来週は友達に会う」といったメリハリが必要に思います。それに曜日感覚を失うと月日が流れるのが、本当に早いのですよ。一ヶ月なんか、瞬く間に過ぎていきます。

これから会社を卒業したり、中退する皆さんに、少しだけ先輩の私からのアドバイスです。曜日感覚を失わないための工夫をして下さいね! 月曜日には山に芝刈りに行くとか、火曜日は川に洗たくに行くとか そういうことが大事です。

ちなみに海上自衛隊では今でも?金曜日にはカレーが食事に出されると聞いたことがあります。確かに海の上にいると「今日が何曜日?」なんて、分からなくなりますよね。真偽の程は藪の中ならぬ、海の中ですが。

退職者だけでなく、テレワークをしている人の中にも「曜日感覚がなくなった」ことから、心の病を発症してしまう人もいるそうです。
ZOOMやTEAMSでの月曜10時からの定例会議、何となく「ほっとする」時間なの知れませんね。パジャマのズボンをはいたままであることを、くれぐれもお忘れなく。

さてさて、今日は日曜日で、明日は「みんなが大嫌いな月曜日」です。新入社員も中堅も中高年も、みんなが大嫌いな月曜日です。えっ? せっかく忘れていたのに思い出した? いいじゃないですか、またしばらくすると週末がやってきて、いつかは「ずっと休み」になるのですから。

***
ブログランキングに参加しています。よろしければポチっとお願いします。やる気がでます。