苦手とキライの違いを5つ述べよ
①苦手は相対しなければ気にならないが、キライはそばにいなくてもキライ
②苦手は努力で克服できるが、キライはいつまでもキライ
③苦手のことは笑い話として他人に話せるが、キライは人に話したくない
④苦手は加齢と共に減っていくが、キライは次第に増えていく
⑤「苦手」が好きな人のことはどうでもいいが、「キライ」のことが好きな人もキライ

苦手の本質がくっきりと浮彫になってきました。私にとって「苦手」はシイタケで、「xxさん」のことはキライだったのです。おっとっと、私としたことが。いいじゃん、いいじゃん、にんげんだもの。

「苦手」というのは、その人の可愛いらしい部分、スキの様なものが見え隠れして、何となくユーモラスな感じがします。大企業の立派な経営者が「実はセロリが食べられませんでね」といった話です。ちなみに医者の一族に生まれたダーウィンは血を見るのが苦手で、自然科学者になったとか。苦手が人を意外なところに連れて行くこともあるんですね。

余談ですが、以前、客先と会食をすることになり事前にアレルギーのある食材を知っておきたくて、その旨を先方に尋ねたところ、「どうも魚の煮つけが苦手です」とご回答をいただいたことがありました。よく練られたご回答を頂戴し、感服しました。好き嫌いを聞いたんじゃないんですがね…

みんなの「苦手」をいじります。先ずは定番の「食べもの」からです。
<嫌いな食材>
1位 パクチー、2位 セロリ、3位 ゴーヤ、4位 レバー、5位 肉の脂身/グリーンピース(同率)
※出典:小学館 MENJOY「大人になっても克服できない嫌いな食べ物」(2019.8)

パクチーが苦手な人、安心して下さい。何でも世界の人口の1/7はDNAレベルでパクチーを拒絶するとかしないとか。特に日本人男性のほとんどが、パクチーが食べられません。DNAの問題じゃね、しょうがないよね。ちなみに私もパクチーはまったく受け付けません。

シイタケとパクチーのどちらかを食べろ!という拷問があったら、意を決して「シイタケ」を丸ごと飲み込んでしまう方を選びます。シイタケは噛んだ感触と、噛んだときに出て来る「絞った雑巾」のような匂いが受け付けないだけなので、これまでも会食などでは「飲物」としてその場をしのいできたのです。それに比べて、パクチーときたら….

続いては苦手な仕事、「やりたくない仕事」です。
<やりたくない仕事>
1位 書類の処理、2位 電話対応、3位 データ入力、4位 朝礼、5位 オフィスの掃除
※出典:クラウドワークス やりたくない仕事は何?(2019.6)

会社の規模、業種、職種など仕事は多種多様で、しかも回答者が若手、中高年といった立場の違いもあり、なかなかにこのアンケート結果から「汎的な何か」を見つけるのは難しいところです。
そんな中で「4位 朝礼」というのは、「現場」とオフィスではまったく意味合いが違います。「現場」で朝礼をいい加減に聞いていると時として大事故につながったりします。一方でオフィスでの朝礼は、何だかよく分かりません。それに、今でもやってるのかなぁ、こんなこと。

「1位 書類の処理」はよかったら、オジサンたちに仕事を分けてくれないかな、少しは意味もなく窓の外を見に行く回数が減るからさ。

そして、最後は、待ってました!「苦手な人」です。この調査は30~45歳の「有職既婚女性」を対象対象にしたものなので、中高年のオジサンたちとは感覚が異なっているかも知れません。それに「あなた」が苦手な人になっているかも知れません。

<職場で苦手意識を感じる人はいる?>
♪いる(57.6%)、いない(42.4%)
<職場にいる苦手な人の特徴とは?>
×言い方がキツイ ×感情のコントロールができない ×きちんと仕事をしない ×スムーズなコミュニケーションが取れない ×自分中心 ×挨拶がない(反応がない) ×話しかけにくい ×威圧感がある ×悪口・陰口を言う ×押しが強い ×人に厳しい ×空気が読めない ×仕事ができすぎる ×ネガティブ
※出典:DOMANI やりたくない仕事は何?(2019.6)

大丈夫ですよ、8割方当たっていても「あなた」のことは言っていませんから。「仕事をきちんとしない」と言って苦手扱いされ、「仕事ができすぎる」と言って、これまた、苦手扱いされる。まぁ、総じて言えば「オラオラ」系のオジサンが苦手ってことですかね。それじゃ、やっぱり「あなた」でしたね。

最近は「苦手の克服」よりも「得意を伸ばす」ことが大事という教育指導がよく見受けられます。資格試験の参考書を読んでいても「合格の秘訣!苦手を捨てて、得意で加点」などということが、さもスゴイことの様に書かれているのです。

ちなみに私は資格試験でこんな戦略を取ったことはありません。だって、苦手を捨てたら、到底合格点に到達しないのですから。まぁ、同じ参考書の違うページには「極力苦手を作らない」とか書いてあるんですがね。

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いつもの様に「ねこブログ」なので、猫の苦手についても触れねばなりません。「猫はキュウリが苦手」という説があります。勿論、食べることはなく、その姿かたちが苦手という話です。
これにはもっともらしい理由があって、「キュウリって、何となく蛇みたいでしょ。猫、蛇が本能的にキライなんだよ」だそうです。これ、いい加減な理由です。先ず、「キュウリは蛇に似ていない」、そして「猫が蛇を本能的にキライ」なのか、誰も分からないのです。

ちなみに愛猫のおーちゃん(メインクーン)にキュウリを見せても、触らせても、鼻先に押し当てても、「キュウリですが、何か」という感じです。少し不機嫌になるくらいです。
それじゃ何が苦手かって、それは、掃除機とドライヤーの音です。可愛い前足で三角の耳を押さえてしまいます。苦手だにゃん!

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