家でプラプラしているときに着ているＴシャツがどれもこれも、かなり「くたびれて」いて、カミさんに「即刻廃棄」を申し付けられました。これでゴミ出しに行って、近所の人と挨拶をしているかと思うとげんなりするとのこと。くたびれたＴシャツ、何だか肌に馴染んで快適なんですけどね。
さて、まだ初回の失業手当の支払いもされていないと言うのに、年金に続いて、ここでも「小さなお得」を探してみました。さもしい話です。けれど、ズルをする訳ではないので、いただけるものはきっちりいただきたいと思うのです。
それで目に留まったのが「再就職手当」です。「再就職手当」とはハローワークが、離職者に早く安定した職業について就いてもらうために設けた制度で、「早く仕事を見つけられてよかったね」というお祝い金のことです。まだ、次の仕事が決まった訳でもないのに「取らぬ狸の…」で調べてみました。自分のための「まとめメモ」ですね。（毎度ながらのお願いですが、私のエントリ内容を信じず？に、必要に応じてきちんと然るべきところで調べて下さいね）
<受給要件>
受給要件はこの8つです。ケアすべきは再就職するタイミングに関する「2」と「4」です。
1.受給手続き後、7日間の待機期間満了後の再就職である
2.失業手当の支給残日数が、3分の1以上残っている
3.再就職先と前職との間に、密接な関わりがない
4.（求職申し込み・待期期間満了後1カ月以内は）ハローワークまたは人材紹介会社経由で決定した再就職先である
5.再就職先で、1年を超えて勤務することが確実である
6.雇用保険に加入している
7.過去3年以内に、再就職手当や常用就職支度手当を受給していない
8.受給資格決定前に、再就職先での採用が内定していない
※以前の記載内容に誤りがありました。次のとおりに修正いたします。
「支給残日数」のカウントダウンは、自己都合退職の場合は、待期期間（7日）＋2ヶ月の給付制限期間の終了翌日から始まります。即ち、私の場合は凡そ10/15が起点で「150日」を削っていくことになります。なので、支給残数が1/3より少なくなるのは、ざっくりと1月中旬ということになります。ふむふむ。その頃までに勤め始めると「お祝い」を貰える訳です。
ちなみにこれ「勤め始めた日」で「内定日」ではないので、企業の採用スケジュールを考えると年末には内定をもらわないといけないことになります。もう目の前です。ううむ。（逆に言えば勤め始めた日の前日までは失業手当がもらえる）
<いくらもらえるか／いつもらえるか>
それで肝心な「いくらもらえるのか」ですが、これは計算式があります。
（失業手当日額）×（所定給付日数の支給残日数）×（60％または70％）
支給率の違いは、60%：支給残日数が50以上100未満、70%：支給残日数が100以上となっています。私の場合は70%の支給率を適用してもらうためには、12月頭には勤め始めていなければならないことになります。
それでは、失業手当日額：5,000円、支給残日数：80日として計算をしてみると、5000×80×60%=24万円ということになります。これはウレシイ。ちょっとしたボーナスです。それでいつ貰えるのかと言うと、再就職してから1ヶ月以内に必要書類をハロワに提出して、そこから1ヶ月程度で支給となるそうです。ふむふむ。
<受給状況>
最近のデータというのは見つからなかったのですが、2012年時点では、「再就職手当」を支給された人が、約40万人で、総支給額は約1,200億円。単純に割り算をすると一人当たり30万円ということになります。
これ、勿論、失業保険をフルで全額支給してしまうよりも額は少なく、しかも再び働き始めてくれれば納税もされる訳ですから、求職者の鼻先にニンジンをぶら下げて、結果「お祝い」をあげてるというのは妙手です。
実際は求職者の立場とすれば、「再就職手当目当て」なんてことはあり得ないんですけどね。多くの人にしてみれば「一日でも早く次の仕事を見つけたい！」だけなのです。頑張って求職活動を進めていたら、次の仕事も見つかって、しかも「お祝い」までもらえる。こんな感じです。
更に求職者にとって「ちょっとしたお得」を探すと「就業促進定着手当」というのもあることが分かりました。これは「再就職手当」の支給を受けた人のうち、新しい仕事で半年以上働いたものの、その半年間に支払われた賃金が離職前より少なくなった場合にもらえる給付金のことだそうです。
私の様な年寄りは「新しい仕事」に就く度に給料は下がるものなので、こちらについても期待？できそうです。何だかな…
それで、AmazonでＴシャツをポチリました。中国製のものはサイズが信用できないので、多少高くても国内ブランドのものをまとめて５枚程。遅れていた秋がやって来て、もうじき、Ｔシャツの上にパーカーを着ちゃうんですけどね。確かパーカーも随分とくたびれていた様な…
