木曜日(2/23)に10年も履いていたランニングシューズを捨てました。そもそもはジョギング、ランニング用に買ったものですが、少しくたびれてきてからはスニーカー代わりにペタペタと普段履きをしていたものです。流石にイタミがひどくなったので「さようなら」です。
靴の寿命は普通、1年~3年程度らしいので、いくら何でも「履きすぎ」でした。随分前から「捨てろ、捨てろ」とカミさんにも言われ続けていたのです。
これで満足!と思える程に使ったモノを捨てるときって、何とも言えないサッパリ感があります。長年勤めていた会社を早期退職した後に、いわゆるビジネスシューズを幾つも捨てました。結構に新しいモノもあって、このときはサッパリはせずに、残念感、ゴメンネという感じがしたものです。
それで、次の普段履きとして、またもや靴箱の奥の方に眠っていたランニングシューズが登板しています。というか、一時期ランニングに凝っていたときに買った「結構なお値段がしたもの」が、まだ何足もあるのです。「使わないものはステル」のが正しい処置なのでしょうが、これらを順に履きつぶしていくことが、今は妙に楽しみだったりもします。
(セミ)リタイア後というのは、基本として「これまでにせっせと手に入れてきたもの」を消費しながら減らしていく、というのが私の性に合っている様に思います。思い切った「断捨離」が、今一つ私にはしっくり来ない理由がようやく「言語化」できました。カッコいい。
せっかく家にいる時間も増えたのだから、普段使いにはよいものを使いたいと思ってきたのですが、見渡せば「よいもの」は新しく買わずとも身の回りに沢山眠っていたというオチです。少しくらい「年相応」でなくてもいいんです、「時代遅れのデザイン」でもいいんです。(少しくらいじゃない)
とは言っても、全部使いつぶしていたら、一体あと何十年かかるやら。まぁ、一つずつ「使えなくなって、無くなっていく」というのがいいんです。そういえば、ここしばらく、毎月の様にワイシャツに「さようなら」をしています。やたらと沢山持っているのですが、着心地のよいものを頻繁に着ることが多く、そういったものの「襟」や「袖」が擦り切れてきたのです。
ちなみに本来ワイシャツの寿命は靴よりも短くて、1年~2年らしく、あまり登板しないものも多いとは言え、10年越えのベテランがゴロゴロいる私の洋服タンスというのは廃品倉庫みたいなものだったんですね。
一応今の職場の服装規定は「ビジネスカジュアル」なので、ワイシャツと革靴は週に3日程着用するのですが、ネクタイときたら既に1年近くも締めていないのです。もしかしたら、冠婚葬祭以外でネクタイをするなんて、残りの人生で50回、否、20回もないかも知れません。
こればかりは「普段使い」もしませんからね。大してスペースを取るものでもありませんから、しばらくはタンスに眠らせておくことにします。ちなみにネクタイは保存状態がよければ、10年以上も使うことができるそうです。確かに消耗し辛いものですし。ラーメンのスープを飛ばしたりしなければ大丈夫。