本当は世界でいろいろなことが起きているのですが、どうにも私の周りには何も起きない「亜空間」が広がっている様です。きっとまた、騒がしくうんざりする様な時期がくるのだと思いますが、今はこんな毎日を粛々と、脱力して過ごすのみです。
新宿駅から勤務場所への徒歩ルートを変えてみました。さすがに日本一の繁華街、若い人たちで溢れる一帯を、目も眩む様な飲食店の看板を眺めながら歩くことに疲れました。それに繁華街独特の「匂い」やエアコンの室外機が吐き出す熱風にもうんざりしたのです。少し遠回りですが、殺風景なオフィスビルの前を歩くと心が休まります。
何も起きなくとも、無理にイベントを探したり、暴れたりしないで、専ら本を読んで、庭仕事をしています。以前のエントリで書いた「無伴奏チェロ組曲を求めて~バッハ、カザルス、そして現在」(エリック・シブリン)を一昨日読み終わりました。著者と共にバッハの生きた時代、チェリストのパブロ・カザルスの生きた時代、そして現在を行ったり来たり、本当に楽しい読書となりました。また、いつか読み返します。
さすがに年金関連の本を読んだり、WEB記事を渉猟するのにも飽きました。結局大事なことは、制度を知ることでも、何か上手いことをして僅かに受給額を増やすことでもありません。戴ける年金はいずれ有難く頂戴するものとして、誰にも迷惑を掛けることなく自分と家族がこの先どう生きていくか、そんな当たり前のことにきちんと向き合うのが大事ということを改めて思い知りました。決して、お金のことだけでなく。
先週末に咲いた我が家のキンモクセイは息苦しいまでの芳香を周囲に漂わせています。そして、早くも小さなオレンジ色の花が地面に落ち始めました。あと数日で今年もキンモクセイの季節が終わります。また来年、よろしくお願いしますね。
庭の「かぼす」は幾ら採っても無くなりません。隣家の方にお裾分けしても、毎日、揚げ物や焼き魚やサラダに絞り続けても、まだまだ木に沢山実っているのです。一年、大して世話もして来なかったのに、有難いことです。
明日(10/5)からは天気も下り坂で、気温も急激に下がるそうです。明日は仕事もないし、少し早いのですが、秋物/冬物の服の「点検」をします。忘れちゃうんですよね、どんな服があったのか。点検しておかないと、また「同じようなもの」を買ってしまいます。しかも、センスが悪い。救われない話です。