少しは「今」とシンクロすべく、今年のベストセラーなるものをネットで調べたのですが、どれも余り食指をそそられません。特に「ビジネス書」なるものに至っては、「何ですか?これ」といった具合でまったく関心を持てません。「ところ変われば品代わる」とはよく言ったものです。

ビジネス書、つい数年前までは「自分への投資」などと言っては書店やamazonで盛んに購入していたんですけどね。人の動かし方、育て方、組織論、リーダー論、戦略、成果を最大化する思考法、人を説得する喋り方 …. 今は本のタイトルを斜め読みしただけでお腹いっぱいです。しかも、今の私の働き方にはどれもまったく役に立たない。

体こそ動かしませんが、今の私がしているのも「現場仕事」(決められた労働時間の中で定型業務をする)です。どんな雇用形態であったにせよ、現場仕事とは「個人」が仕事の単位なので、そこには戦略めいたものはなく、必要とされるのは「処世」に関する知恵の様なものかと思うのです。

それで、「現場仕事によく効く本」なんてものがあれば、随分と救われる人が多い様に思うのです。何だかんだで現場仕事も2年目の後半に差し掛かった私の「浅い経験」をもとに、勝手にこの本の内容を少しだけ考えてみました。

<いろいろな人がいて驚くが慣れる>
良くも悪くも長く勤めた会社というのは従業員が「同質化」していて、「人」で驚かされることは滅多にありませんが、(ほぼ)全員が寄せ集めとなる「現場仕事」では、本当にいろいろな人がいて驚かされます。一癖も二癖もある人たちだらけです。

まぁ、最初は悩んだり、ストレスを感じることもあるかも知れませんが、いずれ慣れるので問題はありません。相手もこちらのことをそんな風に思っているので「おあいこ」です。但し、「人」に関して深刻な問題を抱えている現場に運悪く当たってしまうことがありますが、そのときのために「嫌なら辞めればいいじゃん」くらいに思っておくのが大事です。

<できるだけ一所懸命働く>
勤務時間が終われば「その日の仕事は終わり」というのが「現場仕事」ですから、とにかく時間が早く経過する様にするのが重要です。その方法は唯一「忙しく一所懸命働く」です。何も余計なことを考えないくらいにジタバタと忙しく働く、これに尽きます。現場仕事でも「そこに居ることが仕事」みたいなものもありますが、これは正直、辛そうです。

<おいしいものを食べる>
現場仕事をしている人の多くが食事として「お弁当」を持っていきます。節約と休憩時間をムダにしたくないから、そこに行きつくのです。それに「おいしい」「食べたいものが食べられる」というのも大きな理由です。節約をするんだ!とばかりにカップ麺や菓子パンなんてことを続けているとすっかり憂鬱になってしまいます。「現場仕事」こそおいしいものを食べる、それが一番大事。

<給料を上げるには資格を取ること>

現場仕事で唯一給料を上げる方法は(指定されている)「資格」の手当を得ることです。一つ一つの手当は月に1万円とか5千円とか3千円とかであっても、5つも取得していれば、月3万円くらいになることもあるのです。

勤務先にしても、顧客に対して、「従業員のXX名がXXという資格を持っている」なんて、アピールポイントにもなるので、基本は褒めてくれます。それに、資格ってポータブル(持ち運びできる)なので、いざというときの「能力証明書」にもなりますしね。

明日(10/9)も明後日も雨の様子です。晴耕雨読を心掛ける私としては、本を読んでいるばかりです。

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