今日は猫の日です。このblogはネコblogでもあるので、猫のことを書きたいと思っていたのですが、何とカツカレーの日でもあるそうです。カツカレー発祥のお店(グリル・スイス)の創業日(1947年2月22日)なのだとか。
最近、ロンドンではカツカレーの大ブームがあったことが知られています。結構前にロンドンに旅行に行ったときも、既に街中の食堂にカツカレーがあって、1週間程の滞在中に3回程も食べたことを思い出しました。どこで食べてもカツカレーは安定の美味しさでした。
さて、平日の朝、7時30分頃にゴミ出しに玄関の外に行くと、勤めに行く人たちの姿が目に入ります。私もまだ働いてはいるものの、今は結構にゆっくりと出社できるので、そんな人たちを「頑張ってね」と見送ったりします。当たり前ですが、あまりいい加減な恰好(パジャマもどき)で表には出られない訳です。
(セミ)リタイアともなれば、人それぞれでしょうが「時間持ち」になる訳です。収入が減る、無くなるという弱点はあるものの「人類共通に与えられ、最高に価値のあるもの」である時間を手に入れることができたのですから、これを活かさない手はありません。
今でこそ気付くことですが、長年勤めた会社を退職をする、いわゆる現役を退いた後に「しばらくの無職時間」(もしくはバイト程度)を作ることは非常に大切なことだなと思うのです。当然ながらブランクと呼ばれる期間ができてしまう訳ですが、「シニアの仕事」の求職においては、そのことが大した違いを生む様に思わないのです。そう、退職した2年前と大きく考えが変わりました。
失業給付金をもらえる期間内で「十分な時間」が足りれば、それに越したことはありませんが、せっかく「第二のキャリア」を始める大チャンスが到来したのですから、それ以上に時間を掛けてもいいハズです。
それに「シニアの仕事」に関して採用側が求めるのは、それが「経験者向け」「未経験者OK」のどちらであっても、「その人の現役の頃のキャリア」とか「優秀か」ではなく、「自分を理解しているか」とか「その仕事に関して納得、覚悟しているか」といったところの様に思えるのです。
何も準備をせぬままに、大して調べもせぬままに、覚悟もないままに「ツルっ」と横歩きをしてしまうと「前より納得できない仕事」をすることになってしまいます。更にそこでも横歩きをしてしまうと「更に納得できない仕事」をすることになってしまいます。じっくりと時間を掛けて自分を納得させないと、種類の違った「納得できない仕事」が待っているのです。
勿論、仕事が万事ではありません。何にせよ「終わり良ければ総て良し」というのはとても大事なことだと最近改めて思っているのです。これから先、どんなタイミングでも「今が楽しい、充実している」と感じられるのならば、それまでのことがすべて「あんなこともあったな」と懐かしく思い返せる様に思います。呑気な性分なのか、物忘れがひどいのか。
だからこその「納得」、けれど、いったん「納得」したつもりでも日々「もっとこうしたい」という欲が出てきて贅沢になっていきます。そうしたら、また時間を掛けて、準備をして、その先をのぞいてみる。簡単に手に入るものからは「それなりのもの」しか得られないですしね。
いつまでそんなことが出来るか分かりませんが、「時間持ち」ならではの特権です。「終わり良ければ総て良し」、All’s Well That Ends Well、これシェイクスピアのお芝居のタイトルから来てるんですね。知らなかった… 恥ずかしいな。