お酒は百獣の王ではなく、百薬の長と言いますが、実際には薬物です。よっ、世界一の薬物依存国家、いいぞ日本! みんな揃って反省です。

厚生労働省の「令和元年国民健康・栄養調査報告」という調査において、「生活習慣調査」というのがあるのですが、そこで『飲酒』に関する「中高年の不都合な真実」があります。

◇飲酒習慣比率部門(男):第1位60代(46.6%)、第2位50代(41.4%)、第3位40代(38.4%)
◇飲酒習慣比率部門(女):第1位50代(16.6%)、第2位40代(13.2%)
◇生活習慣病のリスクを高める量の飲酒比率部門(男):第1位40代(21%)、第2位50代(19.8%)、第3位50代(19.7%)
◇生活習慣病のリスクを高める量の飲酒比率部門(女):第1位50代(16.8%)、第2位40代(13.9%)
※出典:厚生労働省 令和元年国民健康・栄養調査報告

あははは、中高年飲み過ぎですね、これは。特に「生活習慣病のリスクを高める量の飲酒比率部門(男):第1位40代(21%)」 というのは、接待や部下とのコミュニケーションなど、40代が如何に大変かを明らかにしています。体を大事にしてね。まぁ、50代になっても大して数字は変わらないけれど。

さて、アルコールと日本、この二つのキーワードでよく語られる話題は次の二つです。
■日本人はアルコールを分解しない ■日本は飲酒に寛容な国だ
少し周辺を掘ってみることにします。

<日本人はアルコールを分解しない>

アルコールが体内に入ると、肝臓でまず「アセトアルデヒド」という物質に分解されます。この物質は極めて毒性が強く、顔面や体の紅潮、頭痛、吐き気、頻脈などの不快な症状を引き起こします。そして、このアセトアルデヒドを分解してくれるのが「ALDH2(アルデヒド脱水素酵素2)」です。ところが、日本人は約40%の人がこのALDH2の活性が弱い「低活性型」のため、お酒に弱い体質といわれています。さらに約4%の人は「不活性型」と呼ばれ、ALDH2の働きが全くなく、お酒を飲めない体質なのです。

※引用元:SUNTRY お酒との正しい付き合い方を考えよう

ずっと「飲める人が4割」ということだけ知っているツモリだっだったのですが、正しくは「飲めない人が4割で、まったく飲めない人が4%」だったのですね。

ちなみに「アルコールを飲める様に鍛える」というのは本当の話(?)で、「飲めないハズの4割」の人が長年の飲酒により、アセトアルデヒドを分解する別の酵素(ミクロゾームエタノール酸化酵素)を高めて、飲めてしまう様になるのだそうです。但し、この場合、しばらく断酒すると元に戻ってしまい、また肝障害を引き起こす可能性もあるとのことで、やはり、飲めない人は無理をしてはいけないことが分かりました。

私もサラリーマンになった当初は飲めなかったにも関わらず「地獄の特訓」「ビール千本ノック」をした結果、何だか飲める様な気がしていた訳です。

それにしても「お酒をまったく飲めない人が4%いる」ということは肝に銘じておかねばなりません。25人に一人ですから、少し大きめの「部」だったりすると一人はこれに該当する訳です。オレの酒が飲めないのか! と言って飲酒を強要するのは、犯罪ですね。

ちなみに『「ALDH2の活性が弱い「低活性型」』というのはアジアの民族特有のものだそうで、白人も、アメリカ原住民も、アフリカ系黒人も、みんな「低活性型:0%」なのだそうです。また、アジア民族の中でも日本人の「低活性型」の比率は突出していて、日本人(44%)、タイ人(10%)、中国人(41%)、フィリピン人(13%)という比率だそうです。
※出典:国税庁WEBページ「あなたはお酒が強い人?弱い人?」

そっか、「ワタシ、お酒は飲めないんデスヨ」という白人はいなかったのか… オレの酒が飲めなかったのか、あいつは… 苦い酒の味が蘇ります。

<日本は飲酒に寛容な国だ>
世界40ヶ国を対象に飲酒に関する意識調査が行われ、日本は2位のチェコ共和国を大きく引き離し、(名誉ある?)「世界で最も飲酒に対して寛容な国ある」ことが立証されたのです。
日本人の66%は飲酒は道徳的に許容できると回答し、許せないとしたのは6%でした。(出典:ピュー研究所調査2014)

最近はいろいろなことに不寛容で、すぐに「炎上」してしまう日本ですが、お酒に関しては「許せちゃう」という不思議な国です。
コロナ禍もあり、最近はどうなのか分かりませんが、昔は「許せる」だけでなく、泥酔者に優しい国でしたよね。まだ、結構に混んでいる22時頃の電車に「アルコール漬け」になっている酔客が乗ってきても、「しょうがねぇなぁ」といった雰囲気で誰も不機嫌にならない。しかも、鞄を盗まれたり、財布を取られたりもしない。そして、それに甘えて、また同じことを繰り返す。但し、コロナ禍が終わったら、景色が一変しているかも知れません。
「アルハラ」なんて言葉もできている様子ですし、十分にご注意下さいませ。

それから、ここに最近では新しく話題が一つ加わっています。それは、コロナ禍でアルコール摂取(家飲み)が増えた です。

<コロナ禍でアルコール摂取が増えた>
オヤジギャグ的に言えば、みんな自宅で「アルコール消毒」に励んだ訳です。
テレワークが多くなった知人たちと話していると「家飲みが増えた」という人と「これを機に一切アルコールを止めた」という人がいますが、明らかに前者の方が多い様子です。

キリンホールディングス株式会社の調査(2021年4月)によると、
『飲む頻度は33.4%の人が「とても増えた(8.3%)」「増えた(10.7%)」「少し増えた(14.4%)」と増えたと回答。また飲む量についても29.5%の人が「とても増えた(7.2%)」「増えた(8.5%)」「少し増えた(13.8%)」と増えたと回答』しています。

まぁ、誰も止めてくれませんしね。夕飯の残りとか、貰い物のお菓子とか、変なものでよければ「つまみ」は無限にあるし。まぁ、お互いに飲み過ぎに注意しましょう。

昨日のバレンタインデー、カミさんと愛猫のおーちゃん(メインクーン)からチョコとウイスキーをもらいました。また、飲んじゃいそうです、えへへ。

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