漢字の「読み間違い」が修正されることなく、結構にいい年になっても恥ずかしい発音をしていることってありません? 私は「破天荒」を35歳くらいまで「はてれん」と読んでいて、当時の上司と会話をしていたときに「オマエ、もしかすると、それハテンコウのことじゃないの?」と笑われたことがあります。今思えば、そのときに指摘してもらって本当によかった。

漢字の読み間違いに限らずに結構、「いい年して」間違った知識のままというのがあります。流石にこの年ともなると「オジサン、間違っているけれど、別に教えてあげなくてもイイヤ」ということで、誰も指摘してくれません。きっと、そのままに墓の中にまで持っていくものが山ほどあるに違いありません。

中にはその辺りのことを余り考えずにきちっと指摘してくれる人がいて、とくに「よく出来た人」ともなれば、みんなの前ではなく、後でこそっと教えてくれるのです。いつの頃だか忘れてしまいましたが、「おっとり刀で駆けつける」を「のんびり出向いていく」という意味で使った私に、「押っ取り刀」が正解なので「まったく逆の意味」だと二人でいるときに教えてくれた会社の後輩がいました。こちらも大感謝です。中々できるものじゃありません。

私だけでなく世間全体が「誤った常識」を常識化させてしまっているなんてこともあります。最近よく聞く話としては「冷房28℃設定」の常識があります。あれ、平成17年にクールビズが始まったときに言われ始めたことだそうで、「実は根拠がない」と当時の関係省庁の人が語っています。

しかも「エアコンの温度設定を28℃にする」という意味ではなく、どうやら、室内温度を28℃にする→エアコンの温度設定を28℃にすると勝手にみんなが解釈したものらしいのです。最近ではエアコンメーカーの担当者も「特に28℃設定を推奨している訳ではありません」などとTVで堂々と発言したりするのです。

せっかくエアコンを使っているのに、根拠の無い不快な温度を健気に守り続けてきた国民は本当に立派です。私なんぞ、この話を聞いてから、呪縛から解かれて、普通に温度設定を26℃とかにして過ごしていますもの。あー、涼しい。

それにしても「節電」を訴えた直後に、熱中症に気を付けて「適度に冷房機器の使用をして下さい」って、今年の夏はいったいどうすればいいんでしょうね。


よく「失敗は恥ずかしいことではなく、恥ずべきは、そこから立ち上がらないことだ」と言います。勿論「正しく理解している」「正しい知識を持っている」に越したことはありませんが、身に付いてしまった「間違い」はこれからだって、少し恥ずかしい思いをしながら、正していきたいものです。

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