意外とあっさり終わりました。今日(5/19)の午前中、病院の口腔外科で虫歯の残骸を抜歯してきたのです。変な角度に生えている、骨にくっついている、簡単に行かない場合は大掛かりな処置になるかも…などとさんざん脅かされていたのです。
一応「手術」扱いだったので、昨晩は結構に怖いことが書いてある同意書にサインをして、震えながら眠りにつきました。そして、「そのまま朝までぐっすり」なんて訳もなく、3時には愛猫が「お腹空いたぁ」と呼ぶので、フラフラになりながら起きて、カリカリやフリーズドライのササミやマグロを食べてもらいました。どんどん愛猫の食生活が充実していきます。
合意書によると、痛みと腫れ:3~7日間続く、出血:1,2日続くなんてことが書かれていました。そして、麻酔は3時間程度で切れるので、その後痛くなったら痛み止めを飲むようにとのこと。そんなに長く痛みが続くのか!とすっかりブルってしまいました。
耳の奥がジーンと痛いのに加えて、歯までいたくなったら、もう仕事に行くどころではありません。けれど、5/20は仕事の締切が二つもあって、誰にも代わってもらえないのです。困りました。
それで、今朝は朝食にピザトーストを食べて、先生の指示どおりに「抗生物質」を飲んでから、家を8:50に出発しました。手術をする病院には、普段は車で行くのですが、今日に限っては、抜歯後にどの様な状態になっているか分からないので、バスを使いました。バス、気楽でいいなぁ。
病院で受付を済ませた後、診察室の前の待合室で30分程度待った後に、診察室に呼ばれて、いよいよ抜歯の開始です。先ずは歯茎に麻酔の注射をして、何かの気体をシュッシュッと吹きつけます。それから麻酔が効くまでの数分を待って、大手術?が始まりました。
口が常時開いている様に、大きなマウスピースの様なものが口の両脇に嵌められました。勿論、ずっと目を閉じているので、実際はどの様なことが起きていたのは私の推測なんですけどね。それから、おそらくペンチの様なもので歯を掴み、後は先生が力を入れて引っ張りました。
麻酔が効いているので、まったく痛くはありませんが、中々の苦戦の様で頭がぐらんぐらんと揺さぶられます。途中、一度歯が欠けてしまったらしく、ゴリっという音がして、何か小さなかけらが口の中に転がりました。もろくなっているって、前から聞いていましたからね。
それで、処置開始から15分~20分程度が経ったころでしょうか、先生から「終わりましたよ」と告げられて、後は糸で縫合をして、手術は終わりました。あれ、いつ根っ子の部分が抜けたんだろう、スポンっという感じがしなかったけれど。
診察台を起こしてもらい、目を開けてから、今回抜歯したものにご対面です。米粒より少し大きいくらいの血まみれの歯の破片が二つ、ころんと金属製のお皿に乗っていました。きちんと「歯」のカッコをしているのかと思っていたら、こんな妙な形状のものが歯茎の中に眠っていたとは。
「こちらで捨ててしまっていいですか?」と看護師さんに聞かれたので、「どうぞどうぞ」とお願いしました。長い付き合いでしたが、こんな形でお別れになるとは思いもしませんでした。すべての別れは突然なのです。
手術後、しばらくは診療台で休ませてもらえるのかと思っていたのですが、「それでは来週、処置後の経過を見せに来て下さいね」と言われ、あっという間に診察室から退室となりました。まぁ、痛くも無いし、気分が悪い訳でもないので、そんなものなのでしょう。
それで、家に帰り、麻酔が切れたであろう13時過ぎにカミさんと遅い昼食をとりました。この時間になっても、痛みもまったくありません。ただ、口の中に血の味がずっとしていて、口内を水でゆすいだり、ティッシュに唾を吐いたりすると、まだまだ血がかなり混入していました。
出血が多い場合はガーゼを噛んで止血する様にと言われていたので、ガーゼを抜歯した部分で軽く噛んでいました。20分程して、ガーゼを取り出したところ、まだ出血が続いているのか、ガーゼがかなりの出血を吸っていました。まぁ、これも夕方には収まりましたけれど。
その後、少しお昼寝をして、夕飯に「うどん」をつるつると流し込んで、一日が終わりました。随分と脅かされた割には「傷み・腫れ」はほとんどなく、「出血」が多少あった程度で、心配していた「大手術」は無事に終了しました。
これで、抜歯してキレイに「歯抜け」になった部分に、ブリッジを入れる治療に入れます。めでたし、めでたし。
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抜歯をしたダメージはほとんどないけれど、何だかとても疲れました。今日は早々に寝てしまうことにします。午後に2hくらいお昼寝をしたのに、まだ21時前だというのにあくびが止まりません。