外にいるときはずーっとマスクをしています。電車の中でも、職場でも、スーパーでも。すると、マスクも「着け心地」がよいものが欲しくなってしまいます。安くて、大量に箱に入っているものを買ってしまうのは「賭け」の様なもので、ハズレを引いてしまうと、流石に大して使わずに捨ててしまう訳にもいかず、「耳が痛いな」とか「何だか息苦しいな」とか「ケバケバを吸い込んじゃうよ」とか言いながら、数ヶ月も我慢をすることになってしまいます。

自分に最適なマスクに出会えるか否かは、結構にバカにできない問題です。それにしても、国産のマスク、コロちゃんの頃に比べたら、安いものでも品質が格段によくなっていますよね。タイムマシンがあったら、あの頃の自分に今流通しているマスクを届けてあげたいものです。もっと別のものを届けてあげた方が喜ぶと思いますけどね。

さて、いつから、こんなに世の中「説明」ばかり増えてしまったんでしょう。電車の中では次に停車する駅のアナウンスだけでなく、進行報告どちら側のドアが開くかまで説明してくれます。更にはこれが英語で繰り返されます。ほぼ休む間もなく、何かのアナウンスが車両中に響き渡ります。もう、勘弁してください。

お医者さんで処方箋を出してもらい、調剤薬局に行くと、薬剤師さん?が薬の説明を延々と続けます。どんな薬かは薬に同梱してくれる紙に書いてあるし、どんなタイミングで飲むのかも薬が入っている紙袋に書いてあるのにね。

健康を人質にとられているので、しばらくは大人しく聞いていますが、このいつまでも続く説明に具合が悪くなってしまい、「そろそろ帰って寝ます」と説明を止めてもらったことが、これまでに何度かありました。そもそも具合が悪いからお医者さんに行って、薬を出してもらったという「こちらの事情」がどこかに吹き飛んでしまっているのです。それとも、偶然、お喋りな薬剤師さんにばかり巡り合ってきたのかな。

それがイヤで、調剤薬局を渡り歩き、その末にたどり着いた、今行きつけの調剤薬局は、本当に静かでよいのです。薬の名前と何日分かを互いに確認し、ほぼほぼそれで終わりです。ようやく約束の地にたどり着きました。

この調子で、今の世の中、本当に不要な説明で満ちているのです。正直、本当にうるさい。一般常識で分かることや、書いてあるものを読めば誰でも分かることをわざわざ口に出して説明する、これ、そろそろ見直してくれませんかね。

恐らく、何か問題が生じたときに「あのとき、説明がなかった」というクレームや非難を避けてのことであり、さらにはこれは現場を管掌するどこか遠いところからの通達によるものなのでしょう。相手のことも考慮せず、とにかく一方的に「ちゃんと説明しましたよ」というのが大事。でもね、正直、もううんざりです。

女性専用車両がある様に「一切のアナウンスをしません車両」があってもいいし、一切の説明を拒否する「説明は要りませんよカード」を誰に気遣うことなく使えてもいいじゃないですか。押し寄せる説明の波から、何とか身を守る方法はありませんかね。

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いよいよ年末に向けていろいろな準備を始める頃になりました。今年は大掃除をは全面的にやりません。私もカミさんも体調が未だ万全ではないので、早々にも今年はgive-up宣言です。ちなみに、大掃除をやらない!と決めてしまうと、それだけで気分がパーっと明るくなります。63年も生きてきて、このことに初めて気付きました。

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