お彼岸って、春分・秋分の日とその前後3日間の期間のことを指すそうです。だから、今年のお彼岸は昨日(9/26)までということになります。それで、今年はバチ当たりにもお墓参りに行かなかったのです、ワタシは。言い訳は幾つかありますが、父母をはじめとするご先祖様に「そうだよね、仕方ないよね」と言ってもらえる様なものではありません。ということで、今日、遅ればせながらお墓に行ってきました。

墓地にはたくさんの萩(ハギ)の木があって、今が正に満開。墓地内を歩くのにも、花でしなった枝をよけるのに困難な程でした。そして、足元には彼岸花が咲いていて、気温はまだまだ暑かったものの季節は既に秋に移り変わっていたのです。私以外だれもいない墓地はあまり静かで、美しい花々がただ風にゆれている風景は異世界の様でした。行ったことないけど。

「青春18きっぷ」というお得な切符があります。詳しくはネットで調べてもらうとして、要は10,000円(連続3日間有効)もしくは12,050円(連続5日間有効)の「18きっぷ」を買えば、冬・春・夏の指定期間において、JRの電車(急行・特急などの別料金が掛かるものを除く)に乗り放題という大変にオトクな企画モノ商品です。

各停、快速といったチンタラ走る電車に揺られて、適当なところに行き、いい加減なところで降りて、また電車に乗って旅を続けるという、まるで退職したシニアのための切符と思うのは私だけでしょうか。

誰か仲のよい友人を誘って、この切符を用意し、それ以外にはスマホと現金少々とクレカを持ち、できるだけ荷物を持たずに旅をする。出発は月曜日からで、働く人たちを横目に見ながらヘラヘラと。着替えは途中途中でいい加減なものを買って充当し、電車での旅なので、お酒を飲みたければいつでもOK。勿論、宿なんか予約しなくても、今の世の中、ネットで探せば何とかなるに違いありません。

こんないい加減な旅をすることを夢見たりします。そろそろみんな完全リタイアも見えてくる年齢になったので、これからは友人と会う度に「いつかどうよ?」などと持ち掛けてみたいと思っているのです。ちなみに、カミさんはこんな旅には、1000%一緒に行ってくれません。

きっと、友人もその場では「いいねぇ」などと言うのでしょうが、恐らく直前に都合が悪くなったり、体調を崩したり、連絡が付かなくなったりすることでしょう。まぁ、仕方がないので、そんなときは一人淋しく旅に出ることにします。結果を予想するに、おそらくは一泊二日、せいぜい茨城や静岡あたりまで行って、下を向いて帰ってくるのが関の山というところです。情けない….

*****
ジミーウェッブさんが作った「月は無慈悲な夜の女王(The Moon Is a Harsh Mistress)」という、これまでに書かれたポピュラーソングの中で最も美しい曲があります。これ、余りに楽曲が素晴らしくて、誰がカバーしてもそれなりに味わい深いという曲だったりします。

この曲のタイトルは、ハインラインさんというアメリカのSF作家の小説に由来しているのですが、まだ本の方は読んだことがないのです。いつか読んでみたいと思っているのですが、ちょっとした長編で手が出せなかったりするのです。今年の年末年始はカレンダーどおりに休んでも9連休なので、いっちょチャレンジしてみますかね。

***
ブログランキングに参加しています。よろしければポチっとお願いします。やる気がでます。