昨日は中学・高校と長いこと同じ学校に通った友人と久し振り、30年振りにお酒を飲みました。30年振りなんてことが嘘の様に、まるでついさっきまで同じ授業を受けていたかの様に、するすると話が始まり、いつまでも尽きることがありませんでした。動画編集で、お互いが不在だった期間を「ちょっきん」と切り取って、前後を繋げた感じです。登場人物の見た目は随分と変わっていますけどね。

彼は私には過ぎたる友人で、多くの人に貢献する仕事、幸せにする仕事をしています。今も現役で、実に充実した毎日を送っている様子で、話をしていても、実に頼もしく、こちらまで勇気をもらうことができました。またの再会を約束してお開きとなりましたが、二人とも、少し飲み過ぎました。もう若くないんだから…

さて、セルフコントロール、自分で自分をこうしたい、こうしなければいけないと思う気持ちは「消耗する」ということを本で読みました。シンプルに言えば、一所懸命に働いて、セルフコントロールする力を使った後(消耗させた後)では、例えどんなに「したいこと」があっても、それを前に進めるのは難しいということ。(スイッチ!:チップ・ハース&ダン・ハース、2010)

これ、きちんとした調査に基づき導出された結果で、「よく言われることを調べてみたら、本当にそうだった」という訳です。

「疲れちゃうと何もできないよ」という当たり前のことを言っているだけなんですけれど、こういう「どうしようもないこと」をきちんと理解した上で、毎日を送らないと「できなかった」という結果だけが積み上がって、どんどん凹んでいくばかりです。

つまり、本当に「したいこと」があるならば、セルフコントロールする力がすり減っていない時間、もしくは十分に補充された後にやらねばならないということになります。例えば、一所懸命働いて、クタクタになった後、休む間もなく資格勉強をする、なんて、そもそもが無理だということです。

「オレは根性がない」とか「真剣さに欠けるんだよ」なんて、自分を責めても何にもなりません。だって、そもそもガス欠になっているんですから。

現役の頃を過ぎ、時間に余裕ができる様になってからも、これは同じこと、それどころか「セルフコントロールする力」自体が減じているのですから、「したいこと」があれば、先ずはそれを最優先した「時間割」を作らなければなりません。

ということは、前日の疲れを回復したばかりの「朝」が最良で、次いで夕食においしいものを食べて、充電をした後の「夜」が次点というところでしょうか。仕事のない休日、解放感でハイになっていて、「気持ちのよい朝だな、さて、ゆっくりとメジャーリーグでも見るかな」なんてことをしているのは、「したいこと」を阻害する最大要因だったという訳です。まぁ、「楽しい」に勝る「したいこと」なんて、ないんですけれど。

早速明日から「朝」に「したいこと」を全部やってしまう様にしてみたいと思います。それ以外は「おまけ」の時間で、何かできたら「丸儲け」ということで。これ、積み残しを抱えて翌日を迎える敗北感が薄らぐだけでも、気分がよくなります。ううむ、今日のエントリはあまりにも「当たり前」のことを書いていて、茫然としてしまいました。けれど、それができていなかったのも確かな訳で。


今日、お昼時に、突然にBS放送が見れなくなってしまいました。我家はまだ「アンテナ」で電波を受信をしているのですが、ネットで確かめてもどこでも「BS放送が見れなくなった」なんて言っていません。すると悪いのは「我家の環境」ということになります。

以前も同様のことがあったので、そのときに試したチェックポイントを潰していき、ようやく2時間を掛けて復旧させることができました。原因はアンテナ線の接手部分に水が入り込んでしまって、そこが腐食していたこと。

確かに、こんなことでいろいろと消耗した後に「何か」をしようとは思いませんし、やったところで大して何もできません。こういうのは「おまけの時間」にやることですよね。そう考えれば、こんなちっぽけな作業でも「確かな達成感」が湧いてきました。よくできました!

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