90歳まで生きるとして、改めて「銭勘定」をし直したのですが、まったく「楽観」できないことを改めて思い知らされました。当たり前のことですが、打ち手は収入を増やすか、支出を減らすか。年寄りですから、もはや選択肢は「支出を減らす」の一択です。
年金をもらえるまでの期間は「預貯金を取り崩しても無問題」なんて、呑気なことを考えていたのですが、スカッと「年金からも税金が引かれる」ことを軽視していました。所得税だ、社会保険料だとか、何だかんだ引かれると、最大で凡そ額面の75%程度を覚悟する必要があったのです。思ったよりもヒドイ。
夫婦ふたりで額面で300万円年金を受給できるとして、最悪、そこから25%が引かれてしまうと、65歳から90歳までの25年間で何と2,000万円弱も思惑が外れてしまいます。それに、引かれる額はこれから先、増えることはあっても決して減ることは無さそうですし。
そうすると「老後の銭勘定」において、視野の外にあった「投資による収益の獲得」、「リバースモーゲージ」とか「リースバック」による土地家屋のたたき売りも、暮らしを維持するために考える必要が出てくるかも知れません。
「投資」はまったく才能がないし、堪え性もないので、なけなしの「虎の子」を「猫の子」「ネズミの子」にしてしまう可能性が高いので、二の足を踏んでいます。しかも、世界情勢が怪しくなってきて、世の中では「XX年に株が大暴落する」なんて噂が絶えません。
「リバースモーゲージ」や「リースバック」はネットで調べたりすると、悪い評判しか見つからないので、どうしたものかと思っています。下手に資料請求とかして、その後、しつこく連絡が来るようだと厄介です。これは最後の最後の選択肢と思います。
けれど、こういうのって、本当に土壇場になってすがろうとすると、得てして「いやいや、この年からではムリですよ」とか、「お勤めをされていないと契約できません」などと言われることもありそうですよね。もう少し、いろいろと知らべてみることにします。
普通に節約して、支出を減らせばいいんですけどね。けれど、この「支出を減らす」という算段が上手くいかない場合には、何とも手の打ちようがなくなってしまうので、今から、いろいろと「最悪」を考えたりしている訳です。それに「節約」、下手ですし。
よく「あなたが考える心配事の9割は起こらない」なんて言いますけれど、Excelでシミュレーションした結果は「単なる心配事」ではなく、「十分に起き得る未来」ですからね。まぁ、備えだけは少しづつ始めておくことにします。まだ、新年二日目ですから、今日はこのぐらいでお終いにしましょう。ただの先延ばしダロ。
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老後の「銭勘定」対策にもう一つの選択肢?があることを忘れていました。それは「長生きしない」です。即効性のある対策ですが、こればっかりは神さまが決めるものですからね。それに、私、(最低)90歳までは生きて、まだまだ世界を眺めていたいと思っているんですよね。しぶとくいくぜ!