空港とか、建物のロビーとか、巨大な展示会場とか、そういうところでボーっとしていると、とても心が安らぎます。今の季節だと、こういう場所のホウボウにX’masツリーが建てられていて、またそういう季節が来たんだと思い知らされます。
昔はこういった場所に頻繁に行くことがありましたが、最近は家と職場が入っているビルをただただ往復するだけの日々を過ごしています。特に「巨大な展示会場」に、何かのイベントが開催されていて、講演や展示を見に行く、そんなことはもう二度とないことでしょう。
そうすると、それがいつだったかは思い出せませんが、「最後のとき」があった訳です。そう、最後のときはいつだって突然にやってきます。63歳ともなると、既に、幾つもの「最後のとき」があったことでしょう。とても寂しい気持ちになります。
それなりに忙しく生きているつもりですが、毎日、沢山の人のこと、沢山の場所のことを欠かすことなく思い出します。大体が同じ人たち、同じ場所のことですけどね。
今は亡き人たちのこと、消息は分かりませんが今も気に掛けている人たちのこと、電話やLINEをすればすぐにでも声が聞ける人たちのこと。場所については、何がきっかけなのか分かりませんが、脳にスナップショップが何枚も保存されています。それが不意打ちの様に、突然に目の前に現れたりします。
記憶はニンゲンだけのものではなく、すべての生きとし生けるものが何かを覚えています。愛猫と一緒に暮らしていると、驚く程に沢山のことを覚えていて、驚かされることしきりです。家の間取り、どこに何があるか、大体何時頃には何が起きるか、私やカミさんがどの様な振る舞いをするかなどなど。
これから先、仕事に使う時間も段々と減っていき、「記憶」と共に過ごす時間が増えていきます。私の記憶は私だけのもので、愛猫の記憶はこの子だけのもの。そして、この世を去るときには、キレイさっぱりと消えて無くなってしまいます。
私のことを覚えていてくれる人が誰もいなくなってしまったときが、本当に私がいなくなってしまうときなのでしょう。そんな訳の分からないことを考えました。東京地方、今晩から冷たい雨、もしくはみぞれが降るのだとか。
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カラス対策ですが、カラスネットの追加をすることにしました。居住する市で補助のお金がでないかなと、「xx市 カラスネット」なんてワードで検索をしてみたところ、見事にヒットしました。わくわくしながら、そのページを開けたら、「カラス被害にカラスネットは有効です」なんて書かれているだけでした。そんなこと、みんな知ってるヨ。
