カミさんのPCもOSを、Win10からChromeOS Flexに換えました。結局、この3連休の間に3台のPCで同じ作業をしました。インストールはUSBメモリから行ったのですが、ここからブート(立ち上げ)させるためにはPCのBIOS画面で設定変更をさせる必要があるのですが、PC毎にBIOS画面の立ち上げ方法が異なっていて、これが一番面倒でした。
それでも30分もあればChromeOS FlexにOSを入れ替えることができるので、カンタンなものです。ただ、ChromeOS Flexって、無線系の接続(Bluetooth、wi-fi)を試みると、相手方の機器と結構に相性がある様子で、設定に時間が掛かったり、場合によっては永遠に繋がらなかったりするのです。
カミさんのPCでも、Win10で使っていたBluetooth接続のスピーカーが認識すらしてくれなくて、結局、昔ながらのUSB経由での外部スピーカーを買い直すことになりました。そう、最後は有線最強なのです。
それから、初期設定(デフォルト)が、意外と使い勝手が悪いものになっているので、しばらくの間はカミさんが使っていて「何かおかしくなった!」という場合に、その対処をしながら、設定を変えていかねばなりません。面倒な一方で、何だか楽しい作業だったりします。育てゲーかよ。
さて、「地方の鉄道路線に乗車する」といった動画を見ていると、いろいろなことを考えてしまいます。深い山林の中によく線路を引いたなとか、こんなところに住んでいる人がいるんだとか、そんなことです。
それで、特に思うことがあったことが二つあるのです。先ずは利用者が極端に少ない、ほとんどいない様な路線であっても、是非運営を継続して欲しいと強く思ったのです。利益を出すことも大事ですけれど、沿線に住んでいる人たちがいて、その路線があることをずっとあてにしてきた人たちがいるならば、電車を走らせ続けて欲しいのです。
一度廃線にしてしまったら二度と元には戻らないのだし、その路線の赤字を維持するくらいのお金は、おかしなところにお金を湯水の様に注ぎ込む今の政治を考えるならば、いとも簡単に捻出できるハズです。それに、こういった路線が走る風景は日本の原風景そのものであり、これがかけがえのない「資産」として大事にされる日がいつか必ずくるのです。僅か数年のことばかりに目を向けて、赤字路線廃止を手柄の様にして喜ばずに、エラい人たちは「国家100年の計」を考えてもらいたいものです。
そして、こういう誰にも大して気にされることがない様な路線であっても、駅舎やその周辺をずっとキレイなままにして、ずっと安全に電車が走れる様に保全をしている人たちのことを思うと思わず目頭が熱くなってしまいます。こういうことを手を抜かずにきちんと行う、誰に褒められることがなくともやり続ける、いくらお給料をもらっているとは言っても、そんなに簡単なことではないのです。
本当に頭が下がります。同時に、果たして、ワタシは今まで、誰にも認められなくとも大事な仕事というのを、してきたことがあっただろうかと恥じ入ってしまうのです。もう、取り返しがつかないオジイサンになってしまった私にできるのは、そういう仕事をしてくれた人たちに、今、してくれている人たちに、改めて感謝することだけだったりします。
山間を抜けて走る電車、線路の脇で揺れるコスモスの淡いピンク、時折視界を横切るトンボたち、ひなびた無人駅には、そろそろ夏の終わりの気配がしている頃かも知れません。
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金曜日の午後は有給をとって、病院にいきます。2年前にした心房細動のアブレーション治療の経過をみるためにホルターを装着してもらうのです。今回の検査結果で問題がなければ、これまで半年に一度行っていたこの検査も終わりとなります。勿論、問題がない方がよいのですが、病院好きの私としては何だか淋しい気がします。