22時を回ったあたりから、静かに雨が降り始めました。家にいて、もう何もすることがなく、一日をただ終わらせるだけの今は、開けた窓の外から聞こえる雨音に何とも心が癒されます。空から落ちてきた雨が、木々の枝葉や草にあたると、何と素敵な音をたてることか。
雨が降ったり、雪が降ったり、寒い一日だったり、身も焦げる様な暑さであったり、そんな日は家を持たないノラ猫や野鳥のことを考えたりします。あの小さな生きものたちはどうやって、辛い時間をしのいでいるのかと。
全員には提供できませんが、我家の軒(のき)や庇(ひさし)、駐車場の屋根の下、こんなところにみんな集まってくればいいのに。随分と大きくなった庭の栗、梅、レモン… こんな木々の陰で安全に身を潜められたらいいのに。
何なら、玄関や窓をトントン、コツコツと叩いてくれてもよいのです。大した家ではありませんが、ほっと一息をつけるくらいの場所なら貸してあげられますから、どうぞご遠慮なく。
雨はこれから一晩中降り続くのだとか。地に降った雨、植木鉢に降った雨、植物が根から吸い上げて、喉をうるおす雨。お願いだから、通勤で駅まで歩くときだけは小降りになってね。
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