近所に出没するカラスは食料を探してゴミを漁るのではなく、ニンゲンが幾重にも残飯ゴミを発見されない様にしてある様子を面白がって、何でもかんでも分解しているのだと、近所の人が解説してくれました。確かにそうかも知れません。
完全にリタイアして家にいる様になったら、燃えるゴミの日は、収集の人が来るまでの間、集積されたゴミの近くで、ゴミの見張りでもしていようかなと思うのです。近所の人には感謝されても、カラスは大いに恨まれてしまいそうです。表を歩いているだけで襲撃されたりしたら、どうしましょう。また、勝手に未来の心配事を見つけてしまいました。
昨日(12/9)メガネを電車の中で失くしてしまい、今日一日は、一代前のメガネくんにピンチヒッターをお願いして、何とかことなきを得たのです。けれど、一代前のものは失くしてしまったものよりも度が弱く、遠くのものは問題なく見えるのですが、近くを見るとかなりぼやけてしまいます。
この状態でいると、近々にも目や頭が痛くなりそうな気がします。それで、両面作戦を立てて、状況の打破を図ることにしました。
先ずは新しいメガネの購入。早速にも会社の帰りに自宅近所のチェーン店で、遠近両用メガネを作りました。フレームとレンズ、合わせて13,200円也。昔に比べて、安くメガネが作れるようになったものです。勿論、幾らでも高価なものはあるのでしょうが、私的にはこれで十分です。
大して真剣に比較検討もせず、目についたフレームを手に取って、「これでお願いします」と店員さんに手渡します。それから検眼機器の前に座って、右だの左だの、見えやすいだのを答えて、入店から僅か10分程度で、購入手続き完了となりました。レンズの手配にしばらく日数が掛かるそうで、10日後に完成とのことでした。よかった、早めに手を打っておいて…
次は「失くしたメガネ」の大捜索です。JRの場合、駅、電車内での落とし物情報はオンラインで提供されていて、駅員さんに要件を伝えれば、サクっと見つけてくれるのです。それで、駅員さんに「これこれしかじか」と伝えたところ、駅員が端末をカタカタと操作してくれました。
そうしたところ、「該当しそうなものが幾つもある」との意外な回答があった後に、「明日以降で落とし物専門の窓口に電話をしてね」と連絡先の電話番号やら、QRコードやらが印刷された名刺大の紙を渡されて。受付終了となってしまったのです。私の対応をしてくれている間にも、ひっきりなしにいろんなトラブル対応が持ち込まれて来たので、まぁ、仕方がありません。
それでQRコードをスマホで読み取って、表示されたURLを叩いてみたところ、「失くしもの探し」の情報入力をさせるchatbotとの対話となりました。どんな状況で失くしたのか、失くしたものは何か、失くしたものの特徴は何か、そういったことを次々に入力しました。
それでいざ「回答」という段となったのですが、結果は…「また明日」ということになりました。舞台裏は推測するしかありませんが、おそらく紛失物の同定には「ニンゲン」が役割を果たしているものと思われます。明朝、JRの担当者の方が出社すると、自分が昨日退社した以降にbotが拾ってきた数々の「こんなもの失くしました!」の山にうんざりすることでしょう。その山の中にある一つが私からの捜索願いという訳です。ご迷惑をお掛けして、ごめんなさい。
この結果については、「また明日」エントリに書いてみようと思います。どこかで、親切な人に拾ってもらえていたらよいのにね。私はモノに感情移入をしがちな性格で、何かを失くすと「もったいない」「くやしい」「残念だ」などという感情以前に「可哀想」「ごめんね」という思いが頭の中でぐるぐるしてしまうのです。何とも馬鹿馬鹿しい性格です。
明日、JRからメールが来て、「あなたのメガネがxx駅に届いています」なんてことになったら、どんなにかいいでしょう。仕事が終わり次第、なる早で駆け付けて、むにゅーと抱きしめてあげるのです。パリンとレンズが割れない程度の力で。
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相変わらず、ホームベーカリーで自家製パンを焼き続けています。職場の休憩室に電子レンジだけでなく、オーブントースターも先週から登場したので、時折、自分で焼いたパンをお弁当として持っていき、トースターで焼き直しをしているのです。これが極めて美味で、後はコンビニで何か一品お惣菜を買ってくれば、「ちゃんとした」昼食のできあがりとなります。
後はホテルの朝食で付けてくれる小さなジャムがあれば、完璧です。これもコンビニで売っていないかな?特にイチゴ。野望は広がる一方です。