職場や移動中などで思いついたことを付箋に書いて、シャツの胸ポケットに入れておきます。家に帰ってから、それを見て、ネット通販でポチったり、週末に用事を足したりするのですが、時折、このメモを取り出すのを忘れてしまいます。すると、洗濯をしようとしたカミさんがこれを発見して、「紙」とは何かとか、「点ける」とは何かなどと私に訊いてきます。

「紙」とはプリンター用紙が無くなっているので買うことのメモで、「点ける」とは愛猫が夜中に寒くない様に床の電気カーペットのスイッチをONにすることを言っていたりします。時折、カミさんに訊かれても「果たしてそれは何のことだったのだろう?」と自分でも分からないことがあったりします。もっときちんと、内容が分かる様にメモをしなければなりません。反省です。

「もはや夏ではない」などと過去の名言をもじってみます。朝食を慌ただしく食べるときも、ついこの間までは冷たいミルクやカフェオレを飲んでいたのですが、今では電気ポットでお湯を沸かして、コーヒーや紅茶を飲んでいます。といっても、一杯分の分量に分けられた粉末のものに、お湯を注ぐだけですけどね。

それで、会社のランチにお弁当を買ってきて食べるときや、前日のオカズの残りをお弁当箱につめて持たされるときも、何か温かいものが欲しいのです。人間の体のしくみのことなど、何も分かりませんが、温かいものを体内に取り込むと元気が出る様に思うのです。

随分と涼しくなってきたこともあって、ここ数日は「カップ味噌汁」をコンビニで買って、お弁当のお供にしているのです。大体150円ぐらいの味噌汁をランチにプラスするだけで、格段に幸せ感が増します。ちなみに今日は「とうふとワカメ」の味噌汁を飲みましたが、とうふに至っては「えっ、これがフリーズドドライなの?」と驚く程の「なま感」で、我が国の技術力に拍手喝采をしてしまいました。本当に、スゴイんだから。

今の職場(夏前に引っ越しをした新しいオフィス)は、フロア内に勝手に電気ポットの様なものを持ち込むのが禁じられていて、かつ、コーヒーの自販機(カップ)もなく、これからの季節、温かいコーヒーをどう調達するのかが、今、一番の悩み事なのです。

給湯室までカップを持っていき、そこでインスタントコーヒーに熱湯を注いで席に戻る、というのが現実解なのですが、仕事をしながらだと、5分もしない中に冷めてしまって、おそらくカップの半分も飲まずに捨ててしまうということの繰り返しになるのが目に見えています。

小振りの保温ボトルに、3杯分程度をまとめて作っておいて、一日中ちまちまと飲むというのも良さそうに思います。それに小振りの保温ボトル、何故か何本も家に転がっているのです。持っているのを忘れて、何回も買ってしまった結果なんですけどね。いよいよ、その伏線回収のときが来たのかもしれません。

けれど、いつも熱々のコーヒーが飲みたいとなれば、保温ボトルではやはり「残念」なのです。数時間もすれば、ぬるくなってしまって、結局は「こんなの飲めないよ」などと言って、給湯室に中身を捨てに行く自分の姿が容易に想像できるのです。

それで、机の上で、場所をとらず、カップ一つを、ずっと保温してくれるものはないかと探したところ、USBで給電できる「カップウォーマー」なるものがあることが分りました。しかも、2,000円もしない様な価格で。

早速「ポチ」ろうかと思ったものの、ある懸念が頭をよぎったのです。会社で使う→周囲もこれイイねとなる→何人かが使い始める→これがどこかで総務の耳に入る→総務から「会社支給の機器以外のものを勝手に持ち込んで電源に接続してはならない」と指導をされる→社内ポータルに「お知らせ」などといって、このことがアナウンスされる、ここまでが十分に「読めたり」するのです。

この注意は正論で、正しいことを言っているので、63歳にもなるオジイサンがこんな馬鹿げたことをしでかしたときに、何一つ弁明もできないのです。ただ、ひたすらに「温かいコーヒーが飲みたかったです」と馬鹿げた説明に終始してしまいます。どうしたものかなぁ。チープなスリルに身を焦がしていい時代は、とうの昔に過ぎてしまったし…

とても大事なことなので、もっともっと寒くなってから、改めて考えてみることにします。人間、考えねばならないことは尽きないのです。もっと大事なことを考えろヨ。

*****
イギリスの業者さんから、注文していたCDが届きました。長い旅だったね。3連休はじっくりと、繰り返し、これを堪能しようと思うのです。そうそう、高校生の頃なんか、レコードはそう簡単に買えなくて、やっと手に入れものを繰り返し繰り返し聴いたものです。ああいう丁寧な聴き方をもう何年も、何十年もしていないのです。それはとても勿体ないことの様に思えたりします。

***
ブログランキングに参加しています。よろしければポチっとお願いします。やる気がでます。