本でも服でも、どこかにしまい込んでしまったら、もはや「ない」も同然です。よく大学の先生とか、評論家なんて人たちのインタビュ映像をTVでやっていますが、必ずと言っていい程に背景にはぎっしりと詰まった本棚。「何をカッコつけてんだか…」なんて思っていましたが、これ、「しまい込んだらお終い」ってみんな知っていたに違いありません。今までの罵詈雑言をお詫びします。

おかしな表現ですが、「無職になる準備」を始めています。「今回の無職」?は、いっときのもので、その後には、まだしばらくの間、働くことを考えているので、実際には「無職の先にある働くことの準備」です。

まぁ、そうは言っても、しばらくの間は大してやることもないので、これまで理由を見つけては避けてきた「断捨離」なんぞでもしてみようかと考えています。そのキッカケは今日のエントリの冒頭に書いた「見えないものは無いのも同じ」を勿体ない!と考えるケチ心にあるのです。

「見えないものを見える様にする」ために開示するための空間を作り出さねばならず、そのためには「壁際」を占拠してきた数多のものを処分しなければならないという訳です。いよいよおじさんの「子供部屋」(作業部屋)も手狭になりました。

それで、せっかく「断捨離」をするならば、自分なりのやり方(流儀)でしたいと思い、部屋にひしめくモノに次の区分でラベル付けをする作戦を考えています。不謹慎な例えですが、重傷者へのトリアージュみたいなものです。

捨てるA:現時点で使う予定がなく、これからも使わないもの
捨てるB:(あっても悪くないけれど)自分の余命を考えると使い切れないもの
保留:今は捨てないけれど、何かのイベントが終了した時点で捨てるもの
使用:再発見されたことを喜び、活用するもの

これをやって、何とか壁際に本棚を置けるためのスペースを作る、再発見された有用なものを「然るべきところ」に格納する、ここまでが今回の断捨離のゴールです。急ぐことではありませんが、気分転換には丁度よい作業なので、「無職」になる前、今からでも少しづつ着手していきます。

その第一弾が「捨てるA:現時点で使う予定がなく、これからも使わないもの」として、PC×3台の処分です。一体、何台持っていたのやら。そんなにスペックが悪い訳じゃないんですけどね。ハードディスクだけ抜き取ってから「さようなら」です。

今は「無料回収」してくれる会社が幾つかあって、ネットで申し込めば、引取費用も送料も無料で引き取ってくれます。金曜日には宅配業者さんが引取に来るので、そろそろ適当な大きさの段ボールを見つけておかなければなりません。

今回は「保留」の判定となる「現役として使用中のPC×4台」も、Windows10のサポート期間(2025.10月)が終了するタイミングではさようならです。Windows11の動作条件って、結構にハードル高いんですよね。何台かはLinux機として延命させて、普段の作業はLinuxメインにしちゃおうかななんて考え始めています。

それから「捨てるB:余命を考えると使い切れないもの」ですが、具体的にはワイシャツということになります。以前のエントリで「消耗したものをステル」ことで段々減っていくのが好ましい、なんて書いていたのですが、さすがに150枚を超えるワイシャツをそのやり方で減らしていくにはムリがあります。それに壁際の広いスペースを使っているのも大量のワイシャツを吊るしている簡易的なタンスなのです。

余命(長くても後30年)を考えたり、これからの生活スタイルのことを考えるとワイシャツは30枚も持っていれば、十分にお釣りが来そうです。それで、いよいよワイシャツの断捨離に着手という訳です。ケチというのは面倒なものです。

「古いワイシャツの再利用方法」なんて記事がWEB上に沢山転がっています。細かく切って、靴磨きや使い捨てのフキンとして使う…. 私の場合はあまりに大量過ぎて、まったくそんな気持ちになりません。

それに、長いこと一緒に会社に行ってくれた戦友みたいなものですから、切り刻んでしまうのが何とも忍びないのです。例え捨てるにせよ、そのままの姿で見送りたいというか何というか。それじゃ、捨てるナヨ。

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