どうにも集中力に欠けるので、ドラマや映画だけをずっと見続けることができません。見始めてから10分もたたないうちに「ちょいちょいと」他のことを始めてしまいます。ネットを見たり、請求書の答え合わせを始めたりと「全集中」で 画面に入り込むことができない質なのです。そんな私にとって有り難いのが「海外作品の吹替版」です。「ながら」でも、音声さえ聞いていれば、始終画面を凝視していなくても十分にストーリーを追い掛けることができるので、ドラマや映画を見ながら(聞きながら)、いろんなことを同時に行えます。それでは、日本のドラマや映画を見ればよいのですが、残念ながら面白いと思えるものが見当たらず、専ら「海外ドラマや映画の吹替版」を「ながら」で楽しんでいます。

視聴しているサービスはamazonのプライムビデオです。NetflixやHuluなども以前は契約をしていましたが、amazonプライムビデオとコンテンツのラインナップがさほど違わない様に思えたため、契約料金の節約から、どちらも半年程度で解約をしてしまいました。

『吹替版』というコンテンツは、海外ドラマや映画の「よく練られたシナリオ」「芸術的なカメラワーク」「俳優さんたちの素晴らしい演技」、そして 「違和感なく作品の世界に溶け込んでいる声優さんの吹替え」、これらが互いに高めあって、最高の エンターテインメントだと私は思います。世の中には大変に厳しい「字幕派」という方々がいて、私が「吹替版って楽しいよね」などと呑気に言おうものならば、「本当はあんなセリフじゃないよ」とか「俳優さんの声が素晴らしいのに勿体ない」「ドラマの世界観が台無しだ」などとご指摘をいただいてしまいます。きっと字幕版で字幕ばかりを追い掛けているに違いない相手(ひどい憶測)に対して、私としては反論したいことも沢山あるのですが、 そうだよねなどと言っては、そこでこの話題を終了とすることにしています。何にせよ、自分が気に入っているものは「そっとしておく」に限ります。ちなみに米国では多くの場合、外国映画は「吹替版」で上映されると聞いたことがあります。うん、アメリカ人は分かっているなぁ。

思えば、テレビがまだお茶の間に鎮座し、家族の時間の中心だったころは、随分と「吹替版」のドラマや映画を皆でわいわい言いながら見たものです。その中でも、刑事コロンボ(吹替:小池朝雄さん)、警部マクロード(吹替:宍戸錠さん)の2作品は、家族全員で夕食を食べながら見ていたことが今も鮮明に思い出されます。幸せな「家族の風景」の一部に「吹替版」があったのです。ちなみに、警部マクロードの世界設定はwikipediaを読んで、ここ数年で初めて知ることができました。ニューメキシコ州からニューヨークに研修に来ていた「保安官補」という設定だったのですね。何と研修期間は7年にもわたったそうですが。

最近の面白かった「吹替版」ドラマは、「BULL / ブル 法廷を操る男」(米CBS)と「unforgotten/埋もれる殺意」(英BBC)です。どちらも本当によく練られた作品で、「ながら見」ではありましたが、見始めると一気見ということになりました。これも早期退職をして、自由な時間を手に入れたおかげですね。 

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