三連休初日、朝一でホームドクターのところに行きました。いつもの血圧の薬を出してもらって、今回はここしばらくの間苦しんでいる痰、咳、喉の痛みを相談してきました。結果、2週間分の緩和薬を出してもらえたので、これから急激に症状が改善することでしょう。やっと安心しました。

それで、とにかく患者さんの多いことにびっくりしました。20人以上が入れる待合室がフルハウスとなり、急遽丸いパイプイスが幾つも運び込まれてきて、さながら野戦病院の様でした。行ったことないけど。とは言っても、その中の60%程度はインフルエンザワクチンの接種希望の人たちで、この人たちは先生の診察無しで看護師さんが対応をしていた様子なので、思いのほか、フツーの患者さんの順番待ちはスムーズに消化され、10時前には帰宅することができました。めでたし。

さて、今日は改めて「現金が最強」ということを思い知らされました。どこで? とんかつ屋さんのレジで。夕飯で食べようとカミさんと私の二人分の「カツ重」のテイクアウトを電話で注文したのですが、その受取にお店に行ったときに大問題が発生したのです。

ここ、以前はSUICAもクレカも使えたので、今日は「財布」を持たずしてお店に出掛けたのです。最近は仕事にいくときも、ほぼそんな感じで、困ったことも起きないので、現金を持たずにおもてに出る、買物をすることになんらリスクを感じていなかったのです。

そんな調子で、今日もとんかつ屋さんで会計の際に、「それじゃSUICAで」と颯爽とSUICAカードを取り出したところ、お店の若い女性店員さんに「うち、現金か、PayPayしか使えないんですよね」と言われてしまったのです。ええっと固まってしまいましたよ、私は。現金を持っていない=財布を持っていない=財布に入れている銀行のキャッシュカードがない、という訳で、「しっかり詰んだ」訳です。

一度家に引き返して、現金を持ってくるしかないかと思う反面、もう一往復することで、せっかくの温かい「カツ重」が冷たくなってしまうのは忍びないしと、数秒間固まってしまったのです。そこで、頭の中に電流の如くに一つの記憶が甦ってきたのです。『確か、スマホにPayPayインストールしていた様な』って。

それで、慌ててスマホを取り出し、祈るような気持ちでホーム画面を幾つかスワイプすると、ありましたよ真っ赤な「PayPay」アプリのアイコンが。やった!と思う反面、私、PayPayってただの一度も使ったことが無かったのです。お店の女性店員さんに「操作を教えて下さい!」とお願いしたところ「いいですよ」と快諾をもらい、即座にレクチャを開始してくれたのです。

途中、「プリペイドされた残高がありませんが、クレカと紐付けてますか?」などと訊かれ、そう言えば、そもそもPayPayをインストールしたのは、yahoo発行の新しいクレカが送られてきて、そのときに同封されていたものの中に、PayPay利用の熱心な案内があったからだったと徐々に思い出されてきたのです。ということは、恐らく紐づけられているハズなのです。というか、紐づけられていてくれよぉ…

「…だと思います」と震えながら答え、決済金額を入力し、入力(送信)をしたところ、何と無事に支払いが完了したのです。やった! 危うく、63歳にもなって、お店のレジで支払いができなくて、一度家に帰るという今時の小学生でもやらない様な失態を、公衆の面前でさらすところになるところでした。

それで、今日のご教訓は、最低万札ぐらいは「出掛けるときには忘れずに」であり「忘れたときは出掛けずに」ということなのです。SUICAはともかく、クレカまで使えないとは、完全にそんな想定が頭の中からまるっと抜け落ちていたのです。あー、怖かった。改めて、「現金は最強じゃんよ」と思ったのです。

まぁ、不幸中の何とかで、今回はPayPayデビュを期せずしてすることになって、今後、同じ様な窮地に達しても何とかなる見込みが立ったことを前向きに喜ぶことにします。本当はあんまり決済手段を増やしたくないですよね、どこで何にお金を使ったか分からなくなっちゃうし。

*****
それで、ポカリをグビグビ飲んで、お医者さんから出したもらった薬を飲んだところ、明らかに体調が回復に向かい始めたのです。3連休、大人しくしています。

***
ブログランキングに参加しています。よろしければポチっとお願いします。やる気がでます。