ついにやりましたよ、ワタシは。ホームベーカリーで完璧なパンを焼きました。米粉を使って、何度も「ういろう」や「スライム」の様なものを作り上げてきた黒歴史に、ついに終止符を打ちました。要は「米粉」は使わない、ということだけなんですけどね。

焼きたてのパンにハムを挟んで、パクっと食べました。自分で作ったというバイアスもあって、一斤くらいは軽くいけそうです。材料をきちんと計量して、ホームベーカリーのパン焼き用のバケツ?みたいなところに入れて、スイッチを入れて大体4時間待てば、こんな美味しいものが食べられるのです。添加物も入ってないしね。毎週作ってしまいそうです。

本当に必要なものは、待っていれば向こうからやってきます。今、ワタシのところに来てくれたのは「田中角栄」さんで、ようつべのオススメに出てきたので、動画を見てみたら、あの懐かしいダミ声が流れてきたのです。そして、話の内容が本当に素晴らしくて、「もっと若い頃にこんな話が聞けたら、よかったのに」と思うことしきりなのです。

何かキレイ事を言うのではなく、誰かの話を引用するのでもなく、ただただ自分が経験したこと、悔しい思いをしたことを通して、何を得たかを語ります。その言葉のひとつひとつが、本当に胸に響くのです。後年、いろいろな疑惑にまみれた人ではありましたが、そのことが角栄さんの言葉を何ら貶めたりはしないのです。少なくとも、ワタシの中では。

脇道に話がそれますが、ワタシ、作者が何か事件や問題を犯したとしても、その作品までが罰せられるというのが大っキライなんですよ。私の様な凡夫が例え一瞬であっても、世界の一端を分かった様に思えるのは誰かが生み出してくれた「作品」のお陰なのですから。

近年、角栄さんの再評価が高まっているのだそうです。これだけのスゴイ「言葉」を歴史の片隅に眠らせてしまうのは、本当にもったいないことです。みんな、そう思うんでしょうね。そのときの自分が欲しているもの、必要なものは探さずとも向こうからやってくる、そんなことを思ったりしました。

平々凡々と、面白くもなく、ただただ無事に暮らすオジイサンのところに、次は誰や、何が訪ねてきてくれるのかが楽しみです。ニンゲンが長い時間を掛けて、生み出してきたものの多くを「検索」が見つけ出してくれる、「こんなものもあるよ」と教えてくれる。よい時代になりました。

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懲りずに「料理」らしきものを続けていると、いろいろと欲しいものが出てきます。例えば料理用の温度計。よくレシピ本を見ていると「20℃の水」とか「170℃に熱した油」とかいった表現が出てくるのですが、毎回毎回「?」なのです。そんなの分かるわけないじゃんよ。

それで、ついにAmazonでポチってしまいました。1000円ぐらいの国内メーカーのもの。計量器具に加えて、温度計さえあれば、もはや無敵です。あと、スマホのタイマーアプリが必要ですね。

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