今日(9/19)は午後、有給休暇を取りました。病院に行って、心臓のホルター検査機器を取り付けてもらったのです。一晩装着してデータを取り、明日の午前中に再び病院に行き、装置を外してもらいます。地域で一番に大きな病院で、午後は一般外来は受け付けておらず、広い病院の中はガラガラでした。

こういう「閑散とした建造物」の中にいると、とても落ち着きます。近頃はこういう「何もない空間」を、なかなかそのままにしておいてはもらえません。イベントらしきものをしていないと気が済まない人たちや、何かの企画で名を上げようとする人たちで、すぐにうるさい楽器の演奏やらが始まってしまいます。頼むから、静かな空間をそのままにしておいてもらえませんかね。

自販機のお茶のペットボトルの値段を見て、びっくりしてしまいました。1本200円。まったく値引きを考慮しない価格だと、本来、このくらいなのでしょうか。近所のディスカウントショップで、「売れ残り」感のあるものを買えば1本60円程度です。もはや自販機で名だたるブランドの飲料を「正価」で買うなんて、選択肢から消え去ってしまいました。

久し振りに移動中に駅そばを食べて、そのかき揚げ天ぷらの「小ささ」にびっくりしてしまいました。何と直径が8cmほどしかなく、厚みもなくペラペラ。しかも、ほとんどタマネギと衣だけというシンプルさ、メニュの写真とはまったく違うものが、ちんまりとソバに乗っていたのです。これで570円か。駅そば、そろそろ皆に「高いよね」って言われちゃうよ。実際、以前に比べて、明らかにお客さんも少ない様に思うのです。

近所にある老舗のケーキ屋さん、昔ながらの「街のケーキ屋さん」という風情で、飛び切りおいしくはないものの「平均中の平均」の味と値段で、子供の頃からずっと食べてきたのです。数日前にここのケーキを「おみやげ」に買って、家でカミさんと食べようとしたときに、びっくりしてしまいました。イチゴのショートケーキが一回り小さくなっていて、しかもてっぺんに乗っているイチゴが「半分」だったのです。こんなショートケーキ、前代未聞です。ケーキの様な嗜好品にどうせお金を使うならば、多少高くても、見て楽しい、食べて美味しい方がいいに決まっています。びっくりして、がっかりしてしまいました。

本当にいろいろなものの値段が上がっていて、毎日、何かを買う度に驚かされる一方です。どこのお店やメーカーも原材料や人件費、光熱費などが高騰していて、今までと同じやり方では採算が取れなくなってきているのでしょう。それを何とかしようとするお店やメーカーの対応を責めるつもりは毛頭ありませんが、こんなことが続く様だと、こちらの生活スタイルも変わらざるを得ないのです。

日常生活の至るところで、負のスパイラルがギシギシと音を立てて、回り始めた様な薄気味の悪さを感じます。知恵と時間と、もはやお金に変換させることもできない老人の労力を精一杯使って、何とか生きていくことにいたしましょう。ついに自販機まで使えなくなってしまったとは… 情けない。

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窓を開けていると、涼しい空気が部屋の中まで、そろりそろりと入ってきます。「暑さ寒さも彼岸まで」か。

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