本当かどうかは分かりませんが、アメリカは物価が余りに高騰してしまい、フツーの人が暮らせなくなりつつあるのだとか。日本も賃金を上げるのはいいけれど、その分、モノやサービスの値段が上がってしまっては元も子もありません。
それまで長い時間を掛けて、一所懸命に貯えてきたお金の価値がどんどん下がってしまい、老後2,000万円問題どころか、あっという間に老後5,000万円問題、老後1億円問題なんてことにもなりかねません。一寸先は闇ですね。くわばらくわばら。
世の中の大体のことは「運」次第だと、改めて63歳になって思うことしきりです。特に「人」については、運がすべてかも知れません。自分と相性のよい人が上司だったり、同僚だったりすれば、仕事に喜びを見出せるだろうし、その結果、組織の業績が向上したり、自分の能力も大きく伸ばすこともできます。
一方で、相手がどんなに優秀な人であっても、自分と相性が悪い人と一緒に仕事をするとなれば、まったく逆の結果となってしまいます。本当に「相性」というのはおかしなものです。どこで自分というパズルのピースが、絵柄の中にスポっと納まるか分からないのです。正に「運」次第で、神のみぞ知る。
お陰さまで?、今の職場では近しい内容の仕事をするほとんどの人たちとは「相性がよい」ので、快適に仕事ができているし、面倒なことが起きても協力して乗り切ることができます。勿論、相性が悪い人もいますが、得意の「逃げゲー」で極力接点を減らせば無問題です。「逃げる」は最強の選択肢だと、最近は確信をしているのです。「誰とでも分かり合える」なんて訳はないのですから。
諸事情があって、今の職場を辞めて、別の仕事をするとして、そこで「人」に恵まれなかったら、正直、仕事を続ける元気が出ない様に思います。どんなに「お金のため」と割り切ってみても、こればっかりは…ね。 仕事自体が厳しいとか、難しいとかいうのは何とでもなるんですけどね。
このブログでも何度か書いていますが、心理学者のアドラーさんが言った「すべての悩みは対人関係の悩みである」という言葉は真実なのです。そして、「そうか、そうだよね。自分だけじゃないんだ!」と随分たくさんの人たちが、この言葉に救われたに違いありません。
終わりよければすべてよし、人生の最期ぐらいは「人」に悩むことなく過ごしたいものです。目指せ!引きこもり生活、なんてね。(結構、本気)
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あと二日働くと三連休です。こういう「休みを待ち焦がれる思い」や、連休前日の仕事が終わった後の解放感なんてものは、働いているからこその「ご褒美」なのかも知れません。それは「歪んだ幸せ」なんでしょうけれど、そういうおかしなモノにすがって今まで生き延びてきたのも事実な訳で… それにもうしばらくしたら「サンデー毎日」なんだしね。