右耳の奥がジーンと鈍く痛みます。昨日からずっと。原因は疲労(特に眼精疲労)と、少し綿棒でいじり過ぎた様子です。耳の奥が痛いというのは、私にとっては体調が絶不調になる第一段階で、この後に歯が傷み出し、やがて熱が出てダウンです。ヤバイなぁ、口腔外科での虫歯の残骸の抜歯も間近だというのに。

我家の庭で生えてきた実生のカボスを植木鉢に移植して育ててきましたが、10年程で高さが2mを超える大きさになりました。まだ花も咲かず、実も付けませんが、何だか堂々とした感じのよい木になりました。以前のエントリで、ここにアゲハ蝶が産卵し、幼虫がかえり、段々に大きくなっていくもののサナギになったのを見たことはないということを書きました。

今年も、沢山の幼虫がカボスに付いているのですが、どれどれと、時折、葉っぱを見ると、あれ程いたハズの幼虫が急に数が激減していたりします。これ、一番大きな原因は鳥たちの捕食と思われるのです。何せ我家には、多種多様の鳥たちが訪れていて、朝から晩まで鳥の声がしないことがないのです。正にBirdlandです。ウグイス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ…あと、名前も知らない子もたくさん。

どんなに産卵をしても、その子たちが成虫になれないにも関わらず、美しいアゲハ蝶がカボスの周囲をヒラヒラと舞っている姿を見ていると感動を通り越して、何か神々しいものを感じたりします。私が見ているのは、とても大きな物語の一部であるかの様に思えたりするのです。

それは何度となく繰り返される「夢」であり、何年、何十年といったスパンのものではなく、この世界に時間というものが生まれたときから、ずっと続いていて、これからも絶えることのないものの様に思えます。

そして、これはアゲハ蝶だけでなく、すべての生き物も同じことで、この星全体が大きな夢を見ているのかも知れません。飽きもせず、絶望することもなく、淡々と、今の姿で、与えられた生を全うする。それが連綿と繰り返されていく。

きっと私たちもその一部で、人生の一瞬の刹那に「これまでどうだった、今はどうで、これからどうしたい」とか余り憂う必要も、本当はないんでしょうね。「自分、自分」ってニンゲンは考え過ぎなんですよ、きっと。

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今日(5/18)は全体として「はっきりしない」天気でしたが、妙に温度が高くて、過ごし辛い一日でした。いよいよ夏の気配がし始めました。

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投稿者
おーちゃんパパ

おーちゃんパパ

2021年3月に35年勤めた会社を早期退職しました。カミさんと世界で一番可愛いメインクーンと暮らしています。